インストールが終われば、高速フーリエ変換を最適化するためのタスクをコマンドを走らせます。
web には『1日くらい』と書いてあったのに、メモリ(2G)をフルに使って(でもCPU占有率3%)約10日、走り続けてやっと終わりました。(その間パソコンが使えなかった)
高速フーリエ変換を最適化しておくと、実際のシミュレーションの時に計算が速くなるそうです。
高速フーリエ変換の最適化も終わったので、動作確認&入出力ファイルの確認です。
これらのファイルを使ってPSF(Point Spread Function)を作るのが目的になります。
=>これは拡張子の問題だったので、「.fits」で書き込むように設定しなおせば開けるようになりました。
=>これは波面の画像の枚数(ここで設定)でリミットされているようです。波面のファイルはWFTIME_STEPで決められた時間ごとにTIME_SPANセットできます。(WFTIME_STEP * TIME_SPAN枚ほど画像ができる。)これらの画像分だけシミュレーションができるようです。
コマンド名 | 内容 | メモ |
---|---|---|
ml? | 利用可能なモジュール名を表示 | |
proclst modulename | modulename の中にある利用可能なコマンドを表示 | |
p? command | command の使い方を提示するヘルプ | 同じ内容のものがwebにもあります。そのコピーは ~/Cfits/HELP_html/ にもあります。 |
seve_fl imageename outputfile | イメージの保存 | imagename ファイルをoutputfilename に保存します。作った画像は「イメージ」としてシミュレータのメモリーに残っていますが、「ファイル」として残すにはこのコマンドが必要。 |
loadfits inputfilename imagename | ファイルのロード | inputfilename ファイルを取り込んでimagename イメージとしてロードします。シミュレータで画像を処理するには必ず「イメージ」として取り込まなければいけません。 |
img_stats imagename | イメージの情報を表示 | imagename イメージの情報(平均や最大値・最小値など)を表示します。 |
mkmastert t0 t1 4096 | 大気層のマスターイメージを作成 | 波面センサに入れる大気層を作る左の場合は画像サイズが4096のマスターイメージができる。必ず2枚セットで作ります。 |
mktwfs | 波面ファイルを作成 | subAOsim と同様にAOsim.conf ファイル、turble.proc ファイル、turblance phase screen ファイルが必要。 |
breakcube imagename | cube ファイルを個々の画像に分解 | imagename イメージ(波面ファイルのようにcube データになっているもの)を個々のイメージに直します。できるイメージ名はimagename_0%d5 になります。 |
amph2c ampimage phaseimage outputimage | amplitute とphase から複素数に変換 | ampimage とphaseimage の2つのイメージから複素数イメージoutputimage を作成します。 |
fft2d inputimage outputimage | 2次元Fourier 変換 | imputimage を2次元(複素数)Fourier 変換してoutputimage を作成します。(実=>複素数Fourier 変換を行うにはfft2dr を用います。) |
permut imagename | ピクセルの並替え | Fourier 変換した後座標がひっくり返るので、このコマンドで元に戻します。 |
c2amph inputimage ampimage phaseimage | 複素数からamplitute とphase に変換 | 複素数イメージinputimage からampimage とphaseimage の2つのイメージを作成します。 |
initfft | 高速フーリエ変換の最適化 | とにかくメモリと時間が必要!一回やれば良いようです。 |
subAOsim | AOシミュレータを起動 | シミュレータを動作させるには、AOsim.conf ファイル、turble.proc ファイル、turblance phase screen ファイルが必要。 |