Test 0:とりあえず動くか確認


シミュレータの動かし方を確認するのも含めて、取りあえず動かしてみました。

シミュレータの起動に最低限必要なファイルは3種類あります。

  1. AOsim.conf ファイル:これは、Oliver氏のwebページからダウンロードできます。
    このファイルは、シミュレータを動かす時の条件を集約したファイルで、AO素子や波面センサのジオメトリ、乱流読込みファイルの指定、出力ファイルの指定ができます。詳しくはこちら
  2. turblance phase screen ファイル:大気の乱流の様子を表した図です。これは『mkmastert』、『save_f1』コマンド(コマンドレファレンス参照)で作成します。phase screen ファイルは2枚で1セットになっています。
    右図のようなファイルができます。
  3. turble.proc ファイル:大気の乱流パラメータです。AOsim.conf ファイルではこのファイルを読み込むことになっています。高度、構造関数定数(Cn2)、大気の移動速度、方向の情報からなっています。
ダウンロードしたAOsim.conf ファイルをほとんど変更せずにシミュレータを動かすと以下のファイルができました。(クリックすると拡大します)
IR PSF
Optical PSF
AO ONAO OFF
これは、赤外(波長1[um])と、可視光(波長0.5[um])で、AOを導入したときとしないときのPSFです。
シミュレータの出力ファイルから、FWHM["]は
IR AOon:0.021261 AOff:0.601085
Opt AOon:0.024526 AOoff:0.608322
と求まっています。



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