新型センサーと旧型センサーの長期の安定性を調べるために、前回と同じく、新型センサーのコントロールボックスに、
旧型のセンサー(下段、赤)は新型センサーのコントロールボックスとは相性が悪いことがわかる。また、新型センサーでも薄型のセンサーは安定性が悪い。新型のセンサー(下段、緑)と、新型の薄型のセンサー(下段、青)のグラフと、その一部の拡大図を下に示す。
新型のセンサー
新型センサーの拡大図(横軸:〜1日)
拡大図からわかるように、今回も以前現れたノイズが発生している。また、ジャンプがあるので見にくいが、湿度に対して正の相関があることが見て取れる。
新型の薄型センサー
新型の薄型センサーの拡大図(横軸:〜1日)
拡大図からわかるように、薄型センサーは今までに見られなかった挙動が見られる。原因はよくわからない。また、環境に対する相関ははっきりと見えてはいない。
新型センサーには5箇所で測定値のジャンプが発生している。新型センサーにジャンプが発生した付近の拡大図と、同じ時間の旧型センサーと新型の薄型センサーの測定値の拡大図を以下に示す。
5850〜5900サンプリングの拡大図
10270〜10320サンプリングの拡大図
31710〜31760サンプリングの拡大図
74790〜74840サンプリングの拡大図
86780〜86830サンプリングの拡大図
5850〜5900サンプリングでは新型センサーにジャンプが発生したとき、旧型センサーにもジャンプの様な変動が見られる。しかし、他の場合では他のセンサーにジャンプの様な変動は起こっていない。また、74790〜74840サンプリング、86780〜86830サンプリングで示したジャンプは、数サンプリング(数十秒)にわたった変動であり、他のジャンプとは様子が異なる。
最後のジャンプが発生した付近で、湿度の値も急変している。(最初の図を参照) この付近のセンサーの測定値と湿度の拡大図を下に示す。
湿度の急変とセンサーのジャンプは〜1500サンプリング(3時間半)程離れているので、ジャンプの原因は湿度の急変では無いと考えられる。