これまでの測定では、治具・新型のコントロールボックス・旧型のコントロールボックスを繋ぐGND線は、本当の意味で「接地」していなかった。前回の測定で、ケーブルを固定していたにも関わらず、測定値のジャンプが発生したのは、GNDの電位が放電などで急変したのが原因ではないかと考えられる。
そこで、それを確かめるためにGND電位を人為的に変化させる実験を行った。
実験方法は次の通りである。
15分程度の測定を3回行った。その結果を下に示す。
GND線の電位を変化させると、測定値にジャンプが起きている。しかし、ジャンプのGND電位を変化させた後でGNDを接地させて元の電位に戻しても、測定値は元の水準に戻っていない。よって、単純にGNDを接地させさえすればよいというわけでもなさそうだ。