チェックボックスアイコン 手順2: ディレクトリ分けとfitsファイル形式変更

観測データを観測日ごと、使用したグリズムごとに別ディレクトリに分けます。 例えば、観測を2晩行い、どちらの夜でもグリズムNo.5とNo.2を使った場合は、ディレクトリを4つ作り、fitsファイルをそれぞれのディレクトリにコピーします (またはリンクを張ります)。

fitsファイルの形式をrealに変更します。 岡山観測所のホームページにある通り、解析を行うためにKOOLSのフレームをreal形式に変更する必要があります。

以下がコマンドの例です。 フレーム番号は適宜変更してください (以下同様)。 また、IRAFのコマンドはIRAFのターミナルで、通常のlinuxコマンドはlinuxのターミナルで実行してください。 #で始まる行はコメントです。

#入力ファイルリスト書き出し
ls kls03655[4-9].fits > kls-raw.list
ls kls0365[6-9][0-9].fits >> kls-raw.list
ls kls03660[0-5].fits >> kls-raw.list
#出力ファイルリスト書き出し
sed -e s/.fits/-real.fits/ kls-raw.list > kls-real.list

#IRAFは基本的にfitsファイルを上書きしない設定になっているので、既存ファイルを事前に削除しておく
awk '{print "rm -f " $1}' kls-real.list | sh
chpixtype @kls-raw.list @kls-real.list real