チェックボックスアイコン 手順3: bias引き

ossubを使ってbiasを引きます。 岡山観測所のホームページにある通り、標準星など明るい天体のフレームでoverscan領域のカウントが高い場合は、ossubは使わずoverscan領域の平均を引くなどした方が良いようです。 下図の例のようなフレームであれば、ossubを使っても特に問題は起きないでしょう。

標準星フレームの例 (bias引き前)

以下がコマンドの例です。 フレームごとにコマンドを書いてもいいですが、面倒なのでリストからコマンドを生成して実行すると良いでしょう。

rm -f kls-real2.list
cp kls-real.list kls-real2.list
#ossubを行わないフレームを手作業で取り除く
#テキストエディタは以下の例ではviになっているが、もちろん好きなものを使ってもらえば良い
vi kls-real2.list

sed -e s/-real.fits/-bias.fits/ kls-real2.list > kls-bias.list
awk '{print "rm -f " $1}' kls-bias.list | sh
#ossubのパスは適宜修正する
#$2の後にある4つの数字は、biasを引くx座標 (横) の範囲の始点と終点、その行のbiasの値を決めるx座標の範囲の始点と終点を書く
#spec.2binであれば下記の通り、specであれば1 2098 2050 2096辺りにすれば良いだろう
paste kls-real2.list kls-bias.list | awk '{print "/home/kazuya/data/fiber-ifs/kools/software/ossub/ossub " $1 " " $2 " 1 1074 1026 1072";}' | sh