手順1: ソフトウェアのインストール
解析で使用するソフトウェアをインストールします。
すでにインストールされている方も多いと思いますが、IRAF (PyRAF) をインストールします。 IRAFのインストールに役立つサイトを以下に紹介しておきます。
(2017/4/11追記) 本家だけでなく、Urekaももう古いらしいです。 STScIによると、AstroCondaに移行しましょう、だそうです。
本家: iraf.noao.edu
Ubuntuでのインストール (64 bit): IRAF Setup by Rubab Khan
Ureka: Ureka by STScI and Gemini
PyRAF: PyRAF by STScI;
Debianでは python-tk も必要。
AstroConda: AstroConda by STScI
AstroCondaを使う場合のコマンド例は以下になります。
#上記のページからMiniCondaをダウンロードする。
sh Miniconda2-latest-Linux-x86_64.sh
#使用合意書やパス設定などが出るので、"yes"と答えたりする。
#ソースレポジトリを追加する。
conda config --add channels http://ssb.stsci.edu/astroconda
iraf (ds9含む)、pyraf、stsciをインストールする。
conda create -n astroconda stsci
conda create -n iraf27 python=2.7 iraf pyraf stsci
岡山観測所で公開されている、bias引き用のソフトウェア ossub をインストールします。 cfitsioが必要なので、事前にインストールしておいていください。 標準星などの明るい天体を観測した際は、注意が必要だそうです。
KOOLS-IFU用オリジナルソフトウェアをインストールします。 ここにある kools-ifu-red.tar.gz をダウンロードし展開して、ディレクトリkools-ifu-red/c-program/内でmakeしてください。 ossubと同様にcfitsioが必要です。
realな2次元再合成画像を作る際に、imagemagickのconvertを使いますので、それもインストールしておいてください。 一般的なソフトウェアですので、すでに入っているかもしれませんし、インストールも簡単でしょう。 例えばdebian系linuxであれば、以下のコマンドでインストールできます。
#rootになるか、最初にsudoを付ける
apt-get install imagemagick