水蒸気量と温度の同時補正

前回の様に水蒸気量と温度を別々に補正するのではなく、同時に補正する。x軸に水蒸気量、y軸に温度(℃)、z軸にセンサーの測定値を取ってプロットする。

水蒸気量と温度とデジタルセンサー 水蒸気量と温度と静電容量センサー1 水蒸気量と温度と静電容量センサー2

センサーの測定値は平面上に分布しているので、最小二乗法によって平面の関数を求め、その分データを補正してやる。
デジタルセンサー補正法:(補正値) = (測定値) - 0.000490675 × (水蒸気量) - 0.0698424 × (温度)
静電容量センサー1補正法:(補正値) = (測定値) + 0.0000184358 × (水蒸気量) + 0.00307656 × (温度)
静電容量センサー2補正法:(補正値) = (測定値) + 0.0000436086 × (水蒸気量) + 0.00086468 × (温度)

前回の方法との比較

補正前、前回の方法での補正後、今回の補正後の結果を示す。

補正前補正前

前回の方法で補正後前回の方法で補正後

今回の方法で補正後今回の方法で補正後

前回に比べ、今回のほうがうまく補正できていると言える。(特にデジタルセンサー)

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12/Jan/2006. sakai@kusastro.kyoto-u.ac.jp
20/Jan/2006. 一部改定