全体企画&特別セッション


本年度の夏の学校では、以下のような全体企画、及び特別セッションが 予定されています。
各セッションへのリンクはホームページが出来次第upします。
時間割・プログラムは こちら

全体企画 :「近未来の巨大プロジェクトが成す、宇宙の解明」

招待講演abstract

日本の物理・天文学界では、いくつかの巨大プロジェクトが近い将来に実現し ます。しかしながら、これまで実現されてきた巨大プロジェクトでは、 研究の細分化が進み、研究者が自分の研究分野・手法に閉じ、そのプロジェクト が充分生かしきれていないのが現状です。そこで 頭の柔らかい大学院生が、広い視点から自分の研究を見つめ直し、高いモチベー ションのもと、研究に携わることが必要不可欠となっています。そのため全体 企画では、「巨大プロジェクト」に焦点を当て、「どのように宇宙を解明して いくのか」について、多角的に議論を進めていきます。\\ 具体的には、世界有数の並列計算機を揃えた地球シミュレータ、赤外線衛星 ASTRO-F、世界最大電波望遠鏡ALMA、X線天文衛星Astro-EIIに的を絞ります。各々 の装置の概要を伺い、それらのプロジェクトによりどのような宇宙がどのよう に解明できるのかについて、シュミレーション、理論、および観測、それぞれ の手法で取り組まれている専門家4人に、議論して頂きます。これら4人 の専門家は、恒星から宇宙論に至る幅広い研究分野で活躍されている方にお願 いします。これらの講演をもとに、 大学院生自らの研究にどのように生かされ るのかを各自見い出し、意見を出し合うことで、さらに将来性の高い研究の実 現を目指します。


特別セッション1:「すばる」と新中口径望遠鏡計画

招待講演abstract

すばる望遠鏡の稼働開始に伴い、日本の可視光・近赤外線観測は新たな転換期 を迎えています。「すばる」が誇る大集光力と高分解能力は太陽系内から遠方 銀河までの幅広い領域で全く新しい知見を次々と明らかにしていますが、一方で、 諸外国の大望遠鏡に対してどのようなアイデンティティーを確立させるかという 課題は今後の我々の研究計画における独創性と多様性に強く依存していると 考えられます。 多様性という見地からは、「すばる」と相補的な関係にある 中口径望遠鏡の存在が重要です。しかし、国内最大の望遠鏡である岡山観測所 188cm 鏡は機械的な寿命を迎えつつあり、特に観測経験の少ない若手観測者に とって、現状は厳しいものと言えるでしょう。本企画では、冒頭で「すばる」 による現在までの成果と、「すばる」だけでは困難な研究プロジェクトについて 講師の方に講演して頂き、続いて現在いくつかの研究機関がが独自に進めて いる新中口径望遠鏡建設計画を、それぞれの計画推進研究者の方々から説明し て頂く予定です。各計画の個性と目標とするサイエンスを学ぶことによって、 若手研究者が可視光・近赤外研究の今後の展望について考える機会を設けること が本企画の目的です。


特別セッション2:「プレゼン道入門」


研究はその成果を論文として世に出し、学会等の場で発表してはじ めて完結するものであり、発表の成否こそが、研究そのものの良否 までを決定してしまうと言っても過言ではありません。また、効果的な発表を することで社会に知的還元ができると考えます。近年は、液晶プロ ジェクターを使える研究会が多く、また大判カラープリンタを設置 している研究機関も徐々に増えてきています。実際にこれらの機器を 使用した発表の割合も増えており、ここ2-3年で、急速にプレゼン テーションに対する認識は高まってきていると言えます。本企画の 目的は、このような機器を使用した成果発表の場において活用でき るプレゼンテーション方法を学ぶことにより、研究成果をより効果 的に伝える方法を身に付けることです。プレゼンテーションの重要性に深い理解の ある方を講師にお招きし、プレゼンテーションが研究においていかに重要な位置 を占めるか解説していただくきます。また口頭発表やポスター発表における 効果的な発表方法を、具体的に伝授していただきます。


なお、講師の松田先生のホームページにプレゼン道の解説があります。 こちらも合わせてご覧下さい。
mail.gif ss02web@kwasan.kyoto-u.ac.jp

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