当然「派手な」研究が受けるがそれは必ずしも科学的によい成果とは違うことが多い。

発見、発明など

一般の人が分かりやすい

個々の研究が現代科学という大きな枠の中でどういった役割を担うかを常に客観的に冷静に見る視点を持っていれば、それがある到達レベル(あるいはまとまり、収束点)に達した時点で、そのエッセンスを見いだすことができれば、社会に還元できる成果になると思います。

分りやすく、新しい成果。

一般性の高いもの。あるいは、大きなグループに属しているもの。

一般の人でもキーワードを知っていたりするもの

社会的にインパクトがあるもの

実生活に関係が深いもの、あるいは「夢」のあるもの

一般の人が興味を引きやすいテーマ(ブラックホールや宇宙初期など)が、やはり理解しやすいので取り上げられがちだと思う。

ボイジャーの惑星の画像や、ハッブルの画像のように、本当に美しい自然の姿は、(自然界でバランスがとれたものを美しいと認識するのであろう人間の目には)問答無用の感動で迫ってきます。こういった宇宙本来のすばらしさを直接伝えられるような研究内容が、もっとも社会的にも広く取り上げられてしかるべきものだと考えます。 一方で、「研究内容」という設問により沿った形で回答すると、天文学の一般への情報発信には二種類あると思います。ひとつは、社会的にも関心が高い本当の意味での「新発見」です。もうひとつは大発見でなくても(多くの新発見成果は天文学者にとっては大発見でも一般では必ずしもそうではない)絶えず最新の宇宙像を更新し、啓蒙してゆくことです。このいずれの場合も、基本的には「ある程度(科学的)一般性があり明確な新しい知見」を伴うことが、ひろく取り上げられる条件だと思います。 「マスコミに取り上げられる」事だけが目的であれば、基本的には良い内容で記者発表すれば、多かれ少なかれマスコミは記事にすることが多いようです。最近はマスコミも宇宙関係の記事に多少は食傷気味ではないかと疑っていますが、それでも宇宙のニュースはまだ取り上げられることが多いと思います。 あとは、「宇宙の距離感」です。知識層にしても、冥王星までの「距離感」と、128億年前の銀河までの「距離感」が随分違うと思います。どこに社会的にも面白みのある Sense of Wonder を感じるか、という点で、天文学者と一般では違いがあると思います。アメリカ大陸の話を聞いたことがあると言うだけの人、地球儀しか見たことがない子供、実際に行ったことがある人、大陸の端から端まで旅行したことがある人、宇宙から見た事がある人、などで、アメリカ大陸の広さについて描く「距離感」が異なるようなものだと思います。「イトカワ」に行く、「冥王星の外側の惑星」などには、「日本が」という要素に加え、一般の人が感じる距離感的としての sense of wonder にマッチしているのではないか、と考えています。

身近に感じられるネタか果てしないロマンを感じられるか、どちらか極端な内容

わかりやすい画期的な成果

一般に名前が知られているもの。例えば、ブラックホール、超新星、太陽系天体など。

1.研究成果がわかりやすく、かつインパクトがある(i.e. 素朴・本質的な疑問を解決する良い研究)
2.意外性がある。
3.日本の独自性が発揮されている。

多くの場合、重要な成果だと研究者が考え、発表を望む場合には、記者会見を開くことを周知しマスコミに来てもらうわけで、まず研究者自身が発表に足る成果である、と判断することが必要。その上で、記者会見で発表した内容をマスコミがとりあげるかどうかは、「分かりやすさ」が大きな比重を占めていると考えている。

夢を与えるわかりやすい話

ブラックホール、超新星、彗星、宇宙論、系外惑星

研究内容が興味を引く度合いと、研究者側の熱意のかねあい、およびほかの社会的ニュースの有無などで取り上げられ方は決まってくる
7.で書いたとおり。
=>宇宙の果てでも、ブラックホールでも、宇宙人でもなく、画像を提供することもできず、世界初で画期的というわけでもない研究テーマだから。

世の中に役に立つなど身近かな事柄に関わる研究

わかりやすく関心の高い話題

宇宙がどのようにしてうまれたか、太陽系がどうしてできたか、地球がどうやってできたか

一般受けしそうとマスコミ側が思うもの

分りやすく、新しい成果。

専門外の人でも重要性がある程度わかるような内容

わかりやすい内容

実用化、量産化の価値があるもの

身近な未解決問題の解明

世界で初めての発見、大きなお金をかけたプロジェクトの進展状況、一般の人が興味をもつとマスコミが考える内容。

研究主題が分かり易いもの

普段の生活と,物理的にも心理的的にも,実用的にも近い研究内容.
たとえば,人工衛星の打ち上げや惑星探査,医学,工学.

タイムリーな研究。第1戦級の研究。

夢を与える研究。

組織的学問素養の無い読者/視聴者にも、普段の生活の中で自然に理解される事の直延長にある分野の研究成果(たとえば太陽系内の現象)。学問的インパクトの大きさはほとんど理解されない。

記者が耳にする内容

大衆の興味を引く内容

一般の人に分かりやすい内容.特に,視覚的にとらえやすいものや,日常的経験に近いもの.それ以外では,世界初の発見など挑戦的な研究の成果であるもの.

地球外惑星や惑星探査などの人類宇宙活動に関わりが深いか、あるいは、そのイメージを誘起するような内容。

マスコミ人の目から見て社会的に注目されると考える内容

分かりやすい。視覚に訴えるもの。

研究成果が人々の生活に関る内容である場合。研究成果が世界で一番なことであったりして国民がその成果を日本人が出したことに対して誇りを持ってもらえるような場合。可視化して読者に情報を伝え易い研究。

多くの国民の関心事

学問的に重要だとされていることよりも、一般受けしそうな、派手なもの。

きちんとした科学成果をマスコミの方にも理解をされているもの。時間は少しかかるが、価値はあると思います。 社会への貢献が大きい研究、もしくは話題性の高い研究

日常生活と結びついたイメージができる研究テーマや、より根源的な問い関わる研究成果がアピール力がある 映像でインパクトにあるもの。

キーワードがわかりやすいもの。

「最先端」と考えられている研究

分かりやすい成果か、きれいなイメージ画像

記者が理解(したつもり)になるもの。問題が壮大で、理解しなくても、そのような問題の概要(結果の本質が抜きでも可)を提起だけで、詩的な記事になるもの。

世の中の人たちが興味を持ちそうだと、マスコミ関係者が判断するようなもの

一般の人でも理解できるものでありながら、ストレートに本質を明かにするような研究。

海外の科学雑誌に取り上げられた、などの話題性を記事の材料として提示できるもの。あるいは宇宙開発関係。 身近に感じられる内容を含み、かつそれらを分かり易く伝えられる人が行っている研究

科学として価値の高いもの、市民が理解できるもの

社会受けしそうな成果

一般受けするテーマ
きれいな画像
科学的に重要なテーマ

科学的に意味があり、分かりやすいもの

新発見、新解釈、解りやすい基礎的な説明

1番や初めての付くもの

読者・視聴者の関心を惹き、部数や視聴率を上げると期待される研究内容

話題性があるもの

地球外生命、ブラックホール、初期宇宙など、既に一般に興味をもたれている研究は取り上げられやすいが、そういうものでなくても、研究者自身が面白いと考えている研究であれば、うまく表現すれば取り上げてもらえると思う。

国策として、意図的に発信するもの、世界的な論調に沿ったもの、のどちらかと思います。

トピクッス的なもの。

現状では、我々が発表するものである。で、我々が内部で事前に「マスコミうけしそう」と判断するものは、
1:Nature、Physical Reviewなどにとり上げられる 「新」発見系、
2:ブラックホール、系外惑星誕生、宇宙の始まりなど、一般人が興味を持っているもの、
であろう

一般受けする材料(ブラックホールなど)に関心が高いようではあありますが,純粋学術的なものでも伝える気さえあればそれなりにしっかり聞いてもらえるようです.

分かりやすいもの。歴史を変えるような話。きれいな画像。

マスコミの好きな話やマスコミにとってわかりやすい話というバイアスが強いと思う。

一般の人(新聞記者が興味を持つ内容。
もちろん理解されなければ興味は持ってもらえない

ニュース性のあるもの

ある部分で初めてのもの、際立っているもの

一般の方が誰もが興味を持ち、かつ、分かりやすい内容の研究

みんなが知りたいと思っている事が判明したときや、予想外なことが発見されたとき、大きな仕事を始めた時と完結したとき

宇宙のはて、惑星、太陽系など身近に感じられるもの

非常にわかりやすくて一般受けするもの

大プロジェクトは取り上げられやすいように思える

惑星など分かりやすいものや、ニュートリノなどノーベル賞がらみのもの

分かりません

人類・社会へのインパクトの大きい研究

社会的に興味をひく研究

「ブラックホール」のような、多くの人が聞いたことがあり興味をもつテーマであること。
「初めて発見した」「これまでで最大」というような、意義の理解しやすい結果であること。
説明が分かりやすいこと。
きれいな画像またはイラストを用意すること。
Nature、 Scienceなど一般に権威のあると考えられている雑誌に掲載されること。
日本は権威に弱いので、「NASA」という言葉があるだけで効果がある。

一見人類の未来にとって重要に見えるものか、一般常識からみて突拍子もないもの

何かにおいて「世界で一番」と主張できる内容。
「宇宙人」「宇宙の起源」「ブラックホール」などのキーワードに関わる内容。
ローカルの新聞やテレビであれば、地元に関係のある(例えば新天体の発見者が地元の人だった等)内容。

一般が面白いと思うもの

一般になじみのあるもの

話を聞いただけで面白いものでないとダメでしょうね。難しいだけの専門家向けの話はそれを噛み砕いて面白い話につなげる役割を果たす研究があって初めて日の目を見るんでしょうね。どちらも重要だと思いますが。

産業に直結している。

天文に近い分かりやすい研究

やはり重要な成果であることだと思います。

一般の人々に受けが良くかつ素人的に重要そうなもの。

一般向けの派手な内容のもの

技術的に社会に貢献するもの。科学的に意味があってもなくても「世界一」であるもの。分かりやすいもの。 市民の目から見て親しみを感じられ、かつインパクトのあるように見える研究であること。

すぐれた研究、新しい研究

大衆受けするようなもの。インパクトのあるもの。

社会に直結した非日常的な物理現象

専門家からみて優れた成果であり、社会にとって知的前進が実感できるもの

一般受けするもの、記者が面白いと思うもの


専門家用アンケートに戻る

「天文学と社会」分科会TOPへ戻る