岩室の主な仕事と最近の状況 (2020年版)
2019年版
観測
装置
せいめい望遠鏡
エッジセンサは接着剤を適切なものにして以降の脱落はなくなったので、めでたく完了できた。
主鏡上で位相カメラのハーフミラーを調整するためのアクセス台を製作、ついでに主鏡清掃を行った。
位相カメラのハーフミラーを全て主鏡上に配置し、セグメント間の段差の計測に成功。現在、各スポットの形状を少しでも良くするため、ホルダー内でのハーフミラーの変形が起きていないか、専用の干渉計を製作してチェック作業中。
拡張フーコーテスト
拡張フーコー法によるバイコニックミラーの形状検査を進めている。様々な問題点を1つずつ解決し、現在、最後の問題点の原因調査中。この問題点が残ったとしても、ミラーの大体の形状は確認できそうだ。
近赤外相対分光器
すばる遊休検出器の獲得と分光器開発につなげる新たな科研費(
球面波CGH干渉計の開発
)の獲得に失敗し、拡張フーコーによるバイコニック鏡面形状確認以外に新たな開発が進められない状況...
可視高分散分光器
残念ながら今回も予算が付かず、進展なし。その内にドーム内での置き場所が無くなりそう...
サイ
エンス
KOOLS の画像解析ソフト
を作ってみた。利用者が多いようなら論文化した方がいいかな。
カタリーナサーベイ(CRTS)のアーカイヴを調べたら、
数カ月のタイムスケールで大きく変光している Quasar
がほんの少しだが存在することがわかってから早3年。和田くん、名越くんがせいめい望遠鏡で探査を進めている。
月曜雑誌会の資料は
こちら
講義
など
物理学基礎論A
活動銀河
宇宙科学入門
課題演習/課題研究
MINET
左の通り。なんだか課題演習C2の担当が定着してしまった感じ...
MINET は特に大きな問題は出なかったが、NFS マウントの disk がロックできない不思議な現象が発生しかなりの時間を取られる。どうやら DNS 情報が得られない状況下で起こる問題のようで、できれば完全に原因を特定して解決しておきたいが、なかなか難しそうだ。
この1年での disk 使用量は
微増
ですが、ときおり大きな増加がありますので、皆さん、使用量の削減にご協力お願いします。
MINET への質問は簡単なら
minet-help@kusastro...
、深刻なら
minet-admin@kusastro...
まで。
その
他
京都混声
全国の合唱団が同じ状況だと思われるが、コロナの影響で創立以来の存亡の危機に瀕している。もちろん、創立95周年演奏会は中止となった。外で練習するしかない?