岩室の主な仕事と最近の状況 (2019年版)

2018年版


観測
装置

京大3.8m
  • 先に納品された失敗品140個のセンサをアーム接着&温度特性試験に引き続き、ちゃんとできた160個のセンサのアーム接着&温度特性試験も完了。一度接着した不良センサを取り外す作業も加わったため、膨大な作業となったが一応完了。その後、これまた面倒な主鏡裏での取付作業を行い、72個のセンサアームが無事主鏡裏に取り付けられ、配線も完了した。今度は位相カメラだがこれまた大変そう。

近赤外相対分光器
  • プリズム一体型回折格子の貼り合わせは大チョンボもあったが、何とか完了。冷却試験も無事に終了した。
  • 拡張フーコー法によるバイコニックミラーの形状検査を始めたが、結果がどうも変で原因調査中。
  • クライオスタット内での大型ミラー2枚の支持具を設計・製作した。
  • 今年度の仕事は...
    • バイコニックミラー2個4面の光学試験
    • 残り2枚の凸面バイコニックミラー2個の形状計測(引きずり3点法)
    • 残りの光学系支持機構の設計製作
    • お金が足りないので予算確保の準備。

拡張フーコーテスト
  • バイコニックミラーの形状を光学的に確認するための試験方法。やっと鏡の準備ができて計測が始まったが、機械計測の結果と一致せず何かがおかしい。
    和田くんと原因調査中...

可視高分散分光器
  • 残念ながら予算が付かず、進展なし。その内にドーム内での置き場所が無くなりそう...
サイ
エンス
  • カタリーナサーベイ(CRTS)のアーカイヴを調べたら、数カ月のタイムスケールで大きく変光している Quasar がほんの少しだが存在することがわかってから早2年。和田くん、名越くんが大きく変光している CLQ 候補を探しだして西はりまで分光観測し、詳しい変化の様子を調べようとしている最中。
  • 月曜雑誌会の資料はこちら
講義
など
物理学基礎論A
活動銀河
宇宙科学入門
課題演習/課題研究
MINET
  • 左の通り。今年は課題研究の担当学生が無いのでちょっと時間的余裕ができそう。
  • MINET は特に大きな問題は出なかったが、メールサーバのソフト(postfix)が最新バージョンのデフォルトパラメータに対応できす、旧バージョンモードでの運用を続けている。対処方法も大体わかってきたが、メールサーバ周りは安易な試験ができないので慎重に検討中。
  • RAID 容量は2倍になりましたが、この1年で 35% ⇒ 55% になりました。この勢いだと3年持ちませんので、メールスプールも併せて使用量の削減にご協力お願いします。
  • MINET への質問は簡単なら minet-help@kusastro...、深刻なら minet-admin@kusastro... まで。
その
京都混声
  • 京都混声は今年は演奏会はありませんが、団員募集はしています。興味ある方はどうぞ。