新型表示器と旧型表示器を併用して測定を行うと、旧型表示器の読み出しが不安定になる問題がある。
接続方法は
旧型表示器の読み出しは、
どちらも大きな変動が生じている。
接続方法は
旧型表示器の読み出しは、
併用時に見られたような不安定性は無い。
上のような、新型と旧型の表示器を併用したときに見られる不安定性の原因として、電磁波の影響が考えられる。すなわち、新型表示器につながったセンサーヘッドと治具(対向金属面)には交流電流が流れるので、治具がアンテナのような働きをして電磁波を出し、それが旧型表示器のセンサーヘッド(またはそのGND電位)に変動を与えているのでは無いかと考えた。
そこで、旧型表示器のセンサーヘッドと治具(対向金属面)を電磁波を遮断するため鉄の箱で覆い、測定を行ってみた。
接続方法は
旧型表示器の読み出しは、
どちらも大きな変動が生じている。
接続方法は
旧型表示器の読み出しは、
2つめは始めのほうに変動が生じたが、その後は平穏であった。
上で示したように、センサーヘッドと治具を鉄の箱で覆った場合、覆わずに併用したときに見られた大きな変動は見られなくなった。そのため、センサーヘッド付近にはなんらかのシールドとなるものが必要と考えられる。