チャージシャッフリング機能
エタロンの周波数スイッチングとCCD上の電荷の動きを同期さ せること、つまりチャージシャッフリングにも成功した。
異なる周波数の光によって生成された電荷が、単一フレームの異なる 部分に像を形成する。
この手法は、Taurus Tunable Filter (Bland-Hawthorn & Jones 1998) によって用いられているものであり、それぞれの波長帯間での全ての
観測状態の時間変化を平均化してキャンセルすることが可能となる。 これには、大気透過率、大気輝線寄与、シーイング、及び検出器やエ
レクトロニクスの不安定性等が含まれる。 Fig. 13に、チャージシャッフルの実験結果として、
人工の連続光+輝線天体のシャッフルされた画像、及び連続光を差し引 いた輝線像を示す。
図13 チャージシャッフリングの実験結果。エタロンの周波数スイッチングとCCD上の電荷の動きを同期させる。人工の連続光+輝線天体のシャッフルされた画像、及び連続光を差し引いた輝線像を示す。