動作検証

PSFルーチン

製作した分割主鏡のPSFを計算するソフトウェアについて、動作検証を行う。 動作検証は、単純なパターンについて計算し、理論的なパターンと合致するかを確認 することで行う。複雑な変動については理論的なパターンを簡単に求めることができ ないため、基本的な(単純な)パターンで問題がなければ計算ルーチンは正しいと考え ることにする。

単純なパターンとして以下のものを採用する。 なお、以下の画像表示はPSFについてはlog scale、位相についてはリニアで表示され ている。

  1. 主鏡の全てのセグメントの位相が合致している場合
  2. 主鏡の全てのセグメントが連続した位相を持ちグローバルに傾いている場合

全てのセグメントの位相が0の場合

セグメント間ギャップなどの影響はあるものの、理想的な回折像に近い像が得られる はずである。

連続した位相を持ちグローバルに傾いている場合

中心が少しずれた、理想的な回折像に近い像が得られるはずである。

鏡材平行ずれの動作検証

また、これとは独立に鏡材の平行ずれとアクチュエーター駆動による鏡面の位相ずれ量 マップが正しいかについても単純なパターンについて確認する。

x方向

全ての鏡材をx方向に1um移動させる。

y方向

全ての鏡材をy方向に1um移動させる。

アクチュエーター駆動の動作検証

アクチュエーターを駆動した際の位相変化について確認する。

各セグメント内の内側のアクチュエーターを全て1um移動させる

各セグメント内の外側左のアクチュエーターを全て1um移動させる

各セグメント内の外側右のアクチュエーターを全て1um移動させる