僕が現在研究対象にしてるのは激変星と言われる天体です。何が起こるっ て、明るさが変わる。どのくらい変わるかというと、例えばいきなり１０ ０倍くらい明るくなったりする。で、その変化に一日もかからなかったり するんですな。怪しいでしょ〜。

考えてもみましょう。ある日何事もなく太陽が沈んで、次の日太陽が昇っ てきたらいきなり１００倍明るくなってた。あなたならどうします？そりゃ もう、暑いよ〜。いや、暑さだけの問題じゃないんですけどね、実際にそ んなことが起こったりしたら。

非常に大ざっぱな話をすれば、僕の研究は何が不満でそんな暴発を起こし たりするのか、また天体がどういう成長の軌跡を歩めばそういう挙動を起 こすようになり、はたまた彼(彼女か？)は今後どのような死様をさらすの かを調べてやろう、というお話です。なんやか面白げな感じがしませんか？

詳しい話をすると激変星とは白色矮星と晩期型主系列星からなる連星系で、 それらが太陽半径くらいの距離を数時間周期でぐ〜るぐ〜るまわっていて、 主系列星から白色矮星の方にガスの移動が起こっていて、そのガスが白色 矮星のまわりに降着円盤を作っていて、その降着円盤が、、、、と誰も読 んでくれないような内容になりそうなんでやめときます。

こないだ博士論文なんてなものをぐちゃぐちゃと書いてみました。「もう この世でやり残したことは何もない。死んでもいいんだけどやっぱ自殺は いや〜ん。ああ暇だ暇だ。」なぁんてな奇特まくりな御仁がひょっと見て みたろうかい、という気を起こされるかもしれないのでここに公開しとき ます。ここ(thesis.tgz)をクリックすると、 tar+gzip で固めた PostScript file (注意: 700kb 近くあります)があな たの機器に流れ込んでいきます。

ついでに ADS で Author を Nogami, D. で検索して出てきたファイルを そのまま付けときます。
#う、こんな事すると著作権がらみで文句言われるのかな？

Astrophysics Data System (ADS)

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