この4枚は岩崎橋のバス停から観測所に向かう道で撮った物です。左上がバス 停から3ー400m程進んだところです。この写真を撮る手前にいつも食糧な どの買い物をする小さなスーパータナカがあるのですが、撮り忘れてしまいま した。左上の写真の中で左手の方に「毛皮&レザー」の看板がありますが、そ れを見ながら歩いていく方向を撮ったのが右上の画像です。この画像の中で右 に写っている道を行き、登りきったところからさらにちょっと進んで左手に折 れていきます。その左手に折れるところから100m程行ったところから観測 所方向を撮ったのが、左下の画像です。目の前に続いている道を木々の中に入っ ていきます。その木々を抜けると観測所が見えてきます。右下の画像で非常に わかりにくいですが、真ん中上側に見える屋根のある建物が観測所です。この 観測所はドームがあるのではなく、屋根がスライドするようになってます。ス ライド先で屋根を支える柱が見えています。
この4枚は建物の外観です。左上が門から中を見たもので、右の一番大きな建 物が観測棟で、中に望遠鏡があります。左のプレハブが教官が寝泊まりする場 所。中のプレハブが学生が寝泊まりする所です。右上が後者2つを近寄って撮 影したもの。ちなみに学生の宿泊棟の中は、2段式のパイプベッドが2つと、 普通のパイプベッドが2つあり、一応6人が泊れるようになってます。左下が 観測棟で、これに左上の画像では見えにくかった研究棟がくっついているのが 見えます。さらに奥の方にちょろっと見えているのが、ユーティリティー棟と 呼ばれるトイレと風呂のあるブロック作りの棟です。トイレは使っている人間 (僕も含まれるわけですが :-) がほとんど掃除をしないので、かなり汚いで す。水洗トイレなんかであろうはずがなく、汲み取り式です。右下の画像は、 同じ研究棟+観測棟を、学生用の宿泊棟の前から撮った物です。真ん中辺に見 える扉から出入りします。
左上が研究棟に玄関から入って、ユーティリティー棟の方に行くドアの方
を見たものです。ここでは基本的に自炊をすることになります。と言うわ
けで、右下の画像が食器洗いをする松本君です。
で、観測棟の方に行きます。大宇陀観測所には口径 60cm の望遠鏡があっ て、その望遠鏡には天体画像を取り込む、液体窒素で冷却して使う CCD が付いているのですが、その液体窒素充填中に撮ったものです。
左が月と望遠鏡。なかなかカッコいいでしょ?右はその下の方の液体窒素
を充填しているの図です。
この6枚は望遠鏡の廻りを一周しながら観測棟の中を撮ったものです。い
ろんなものが雑然と納められてます。この中の左上の画像で、望遠鏡の向
こう側に部屋が見えますが、あの部屋の中に望遠鏡や CCD を制御する計
算機なんかが置かれています。
左側が計算機群で、一番奥が論文書きとかデータ整約用のワークステーショ
ンなのですが、どうも HDD がいかれているらしく今は動いてません。手
前の台に3台並んでいるのが、実際に使われているパソコンです。3台の
中で一番奥にあるのが望遠鏡と CCD の制御を一手に引受ける PC-9801VX
です。VX ですよ、VX。286 マシン(なんて言っても知らない人の方が多い
かもしれませんが)ですが、現役バリバリです。真ん中がオートガイダー
を使うときに活躍する PC-9801RS です。手前が PC-9801Bp で、外部との
通信や論文書き、その他に使われています。ちなみに Windows 3.1 が載っ
てます。右側が望遠鏡の機械的な制御をしている制御台です。20年前の
アニメに出てきそうな大きさの代物(実際使い始めて20年以上経ってい
る)ですが、今同じ働きのものを作ると容積的には手前の CD ラジカセと
同じくらいの物で実現できるそうです。
この2枚は学生用の宿泊棟です。いかにも学生を押し込むための簡素な作
りですね。手前に見えてる縦の白いラインは電灯の紐です。気にせんとい
て下さい。
最後の2枚はユーティリティー棟と呼ばれる、はやい話が便所と風呂(と
いっても風呂ガマの湯沸かしが壊れているので実際に使えるのはシャワー
だけ。この季節は寒くてシャワー浴びると風邪ひきそう)です。こういう
画像を見ると、日本の研究者がどういう状況で研究を続けているのかの一
端がわかってくるのではないでしょうか。