1998年4月14日から23日の日程で、チリの欧州南天文台(ESO)に、 観測をしに行ってきました。PI はチリの Ronald Mennickent さんと、こ の教室の松本 桂君で、僕は連れていってもらうという気楽な立場でした。

関空からノースウェスト航空でロスまで、そこからラン・チリ航空でメキ シコシティー経由のサンチアゴに入り、さらにラ・デコ航空でラ・セレナ に着きます。そこからタクシーに乗ってラ・レセナの町中にあるESOの オフィスに着き、でかいバスに揺られて2時間ほどでESO到着という、 書くだけで疲れるような遠さです。繰り返します。チリは遠いです。 この行きのロスまでで、いわゆる格安航空券を使っているのに、嬉しいこ とにビジネスクラスの方に回されました。で、貧乏な僕は嬉しくなってそ の座席などを撮ってきたのでした。
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やっぱゆったりしてるし、リクライニングは楽だし、食事もいいしで違い ますね。

で、ロスに着き、乗り継ぎで時間があったので空港内をブラブラしていた わけですが、港内でこんな店を見つけました。
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寿司(Sushi)屋さん。2枚目の方は1枚目の写真を撮ったのと同じところ からズームを目一杯効かせて撮ったものです。Sushi のネオンの横で、巨 大な寿司の模型が威張っていた(でも当然うまそうには見えない)のですが、 残念ながらこの画像では暗すぎますね。この店では他にもラーメンやら丼 物やらを売ってました。

そのとなりの店は中華料理屋(!)だったのですが、テイクアウトもあって、 噂に聞くLサイズのコーラなぞを買ってみました。
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比較のために松本君の横に置かせてもらい、ボールペンを立ててもらいま した。いや、なかなか大きかったっすね。ちなみに僕の相手をしてくれた 店員さんは日本人でした。

空港から道路に出て空を見上げると、これがもうきっれーな青空です。で、 調子にのって撮ってくるわけです。
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ま、青空なんかをなんの躊躇もなく撮れるところもデジカメのよさでしょ う。

これから乗るラン・チリ航空の飛行機を撮ってみました。やはり日米間の ものより随分小さいですね。
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これから数枚はESOへと向かうバスの中から、「うわぁ、本当に砂漠だぁ」 と興奮しながら撮ったものです。
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DSC00118.JPG と DSC00119.JPG は向こうに海が見えて、目で見る分には きれいだったのですが。

そうこうしているうちにESOが近付いて来ました。
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小さく点々と見えているのが望遠鏡群です。砂漠の山の上(標高 2700m く らいあるらしい。気圧は 770hPa あたり。)であることがわかります。

で、ESOに着き、自分の割り当てられた部屋に行きました。まさにホテ ルの一室です。 DSC00124.JPG, DSC00125.JPG, DSC00126.JPG, DSC00127.JPG, DSC00128.JPG, DSC00129.JPG, DSC00130.JPG, DSC00131.JPG, DSC00132.JPG, DSC00133.JPG, DSC00134.JPG, DSC00135.JPG, DSC00136.JPG, DSC00137.JPG
シャワー、トイレの部分を除いて、10ー12畳くらいの感じでしょうか。 スプリングの効いたダブルベッドがデンとあり、毎日ベッドメークしてく れます。個人的には畳に布団の方が好きで、向こうにいる間ずっと2時間 寝ては目が覚めて、の繰り返しだったのは、このベッドが大きな原因では ないかと踏んでいるのですが。また広いテラスがあって、そこからの眺め (DSC00129.JPG-DSC00132.JPG)もなかなかのものでした。

これから先の画像は、砂漠とドーム及び中小望遠鏡の写真が続きます。ど うぞご覧下さい。年間300日以上晴れるというESOに於いて、雲が写っ ている写真もかなり多いですが、聞いてみるとエルニーニョ現象のせいで 去年・今年と曇りが多いんだそうです。こういうところでもエルニーニョ の影響は出ているのでありました。
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Mennickent さんと松本君です。
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今回の観測で使った New Technology Telescope (NTT) の制御室です。
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合計17台のディスプレイが並んでいます。ちなみに計算機は全てヒユー レットパッカードでした。
ちなみにこの制御室をつい立てて仕切った休憩所です。
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ずーっとラジオやCDがかかってました。

ESO の敷地内に生えていた植物です。やっぱり砂漠に生えるだけあって、 からからに乾いていて、葉っぱはみんな細いです。それでもけなげにかわ いい花を咲かせていました。
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直径10mのお椀(ラヂオ望遠鏡)です。
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夕焼けです。
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こういうものを撮るときにフィルムを使うカメラとの感度の差を感じます。

別の日の夕焼けです。左2枚はなかなか気に入ってます :-)
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こちらは朝日が昇ってきて、さあ寝ようというところで撮ったものです。
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食堂の風景です。カフェテリア方式で、基本的に食べ放題です。
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DSC00203.JPG で、トレーを撮るところの向こうに見えているガラスケー ス内にはフルーツやプリン、ヨーグルト等のデザートが入っていて、下の 方にはミネラルウォーターのペットボトルが入っているのが見えます。 Coke の柄の機器はジュースサーバーです。DSC00204.JPG では手前にコー ヒー&お湯サーバーが写ってます。一番左側に見える青いものは、紅茶の ティーパックです。7種類くらいあったと思います。DSC00205.JPG は 203.JPG の向こう側から見たものです。左の方にコックさんがいて、「こ れくれ」ってなことになるのですが、これがスペイン語しか喋ってくれま せん。で、よくわからないままに盛ってもらうことになるのですが、料理 はみななかなかうまく、まずいものはなかったです。

ちなみにこれはある日の朝食です。
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シリアルとハム&チーズ、パン2つにヨーグルトですね。朝食ということ で、これを食べて寝るところなわけで、こりゃ太りそうです。別に食べる 必要はないのはわかってるんだけど、貧乏症な私はあるものは食べずには いられないという :-)

ESOの敷地はかなり広く、移動のために1グループに一台車を貸しても らえます。
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DSC00210.JPG に写っている FIAT 製の軽自動車がバンバン走ってます。 ちょっと運転してみましたが、当然左ハンドルで、シフトレバーが右とい うのはやっぱりちょっと戸惑いました。

ESOの会議室(conference room)です。もう一室、普通の会議室があり ましたが、撮り損ねました。
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DSC00216.JPG に写っているのは PI の Mennickent さんです。

NTT の 3.6m(?) です。松本君がだいぶ写ってますが、ご愛敬 :-)
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最後のやつはナスミス焦点に取り付けられた分光器です。この分光器、人 の身長と同じくらいあってかなり大きいのですが、外側は液体窒素で冷や して、中の方はさらに液体ヘリウムで冷やしてあるそうです。気合入れて 冷やしてます。

ESOで飼われている犬です。
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ここから先はもう帰りで、ESOからバスに乗って下りてきて、ラ・レセ ナのESOオフィスで3時間ほど空き時間があり、町中を歩きまわって撮っ てきたものです。

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エンジンを完全に抜かれた車です。普通の道にポンとこういうものがあり ました。

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この2枚は普通の民家です。なんか花がきれいだなあと思って撮ってきま した。左の写真の標識は飛び出し注意かなんかでしょうか。

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寺院です。日本でもそうですが、こういう宗教がかった建物はなかなか趣 きのあります。

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町中の風景です。DSC00237.JPG で、真ん中の方で数人、赤いセーター(カー ディガン?)+短いスカートの女の子が数人います。学生服というのは日 本とほとんど同じようでした。ちなみに男子はYシャツ+ネクタイのブレ ザーです。

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中央広場といった雰囲気のところです。日本で見るのとちょっと違った木 の構成になっています。

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なえなえになっている遊園地の残骸です。

これらは動物園らしい感じの場所です。といっても入園料なんて取られな いし、放し飼いになっている動物も多いのですが。
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南米で最も人気のある、というか世界で最も人気あるスポーツがサッカー でしょう。ここでもミニサッカーにいそしんでいる少年がいました。
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もうチリとはお別れです。ラ・セレナの空港からラ・デコ航空でサンチア ゴまで行き、来るのと逆のコースをたどって日本に帰ります。カウンター では当然のように英語は通じませんでした :-)
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ちなみに関空から京都の下宿へはMKタクシーのシャトルバス(?)で帰っ たのですが、本当に下宿の前まで来てくれて、時間も2時間ちょっと。料 金も「はるか」+京都市バスより安いし、なかなかよかったです。

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Daisaku NOGAMI <nogami@kusastro.kyoto-u.ac.jp>
Last Refreshed: Thu Aug 6 15:09:41 JST 1998