講義「赤外線天文学」の目次
赤外線天文学
赤外線検出装置について概説し、測光・分光・偏光などの基礎的な観測手法に
ついて述べるとともに、各種天体の赤外線観測について可視光観測と比較しながら
論じる。
主として恒星や星間物質など銀河系内の天体に対する地上望遠鏡による観測を扱うが、
その他の観測についても解説する。
第1回 2012.04.18 晴
参考書、この講義の進め方:
I. S. Glass, Handbook of Infrared Astronomy, Cambridge Univ Press, 1999
●●赤外線天文学の得意とするところ
●低温の天体
●豊富なスペクトル線
●赤方偏移した天体
●星間減光の軽減
●大気の乱れ(シーイング)の補正の容易さ
●●赤外線天文学とは何の関係もないが、研究発表に不可欠な
プレゼンテーションについて
(松田卓也 神戸大学名誉教授のファイルに基づく。
松田先生には、こうして講義で使っていることをお話ししています。)
第2回 2012.04.25 晴、暑い
参考書 追加
I. S. Glass, Handbook of Infrared Astronomy, Cambridge Univ Press, 1999に加えて、
G. B. Rybicki, A. P. Lightman: Radiative Processes in Astrophysics, Wiley, 1979
家、岩室ほか:現代の天文学15 宇宙の観測 I 光・赤外天文学, 日本評論社, 2007
●●赤外線とは
●●赤外線天文学におけるMilestones
(Glassの参考書に基づく)
William Herschelが太陽光の中に赤外線を発見(1800)
JohnsonらのPbS検出器による測光システム(1962頃)
Lowらが、Ge:Gaボロメータ検出器を天文学に応用(1960代)
2μmサーベイ(1965頃) -33度以北の5612天体
IRAS(赤外線天文衛星)による遠赤外全天サーベイ(1983.1-11) 24万天体の点源カタログ
ISO(赤外線衛星天文台)による観測(1995.11-1998.4)
DENIS, 2MASSによる1-2μm全天サーベイ(1996-2001)
これも参考に!:The Beginning of Modern Infrared Astronomy (Low+07)
●●温度とは
●有効、励起、電離、運動、色 − このうち色温度が簡単に
測光観測から
●●黒体放射 形
●●測光観測とバンド Vega等級とAB等級
●大気の窓
●星周円盤を持つ星(TTS・HAeBe)のプリント4ページ分:
Pre-Main-Sequence Evolution in the Taurus-Auriga Molecular Cloud
11/1995
Kenyon, Scott J.; Hartmann, Lee
1032 Citations(2012.4.25現在)
◆ 講義資料pdfファイル(サイズ:0.4MB 講義で述べるIDが必要, 近日中にアップロード予定)
参考になるかも:
◆過去の授業の進捗
第2回 2010.04.19 晴
●●黒体放射、等級、2色図
◆ 講義資料pdfファイル(サイズ:1.8MB 講義で述べるIDが必要)
第3回 2010.04.26 晴
●●色温度、測光バンド、J-H vs H-KでのH-イオン・H2O・CO・星周塵
◆ 講義資料pdfファイル(サイズ:1.3MB 講義で述べるIDが必要)
第4回 2010.05.10 晴
●●褐色矮星
◆ 講義資料pdfファイル(サイズ:2.2MB 講義で述べるIDが必要)
第5回 2010.05.17 晴
●●低温の物体
●●豊富なスペクトル線
●遷移3種(電子・振動・回転)
●水素の再結合線 近赤外ではn=3,4,・・・へ落ちるのが大事
●多電子系の原子の状態と、微細構造線 −−− HII領域、PD領域など
●分子COの振動
◆ 講義資料pdfファイル(サイズ:2.5MB 講義で述べるIDが必要) その他、配布資料あり。
第6回 2010.05.24 雨
●●豊富なスペクトル線
equivalent widthについて
●振動回転スペクトル
1.エネルギーの概算、遷移の選択則
2.水素分子の例
3.COの重要性、COから見る運動Hinkle,K.H.,Hall,D.,Ridgway,S.T.1982、ApJ252,697−714
●星のスペクトルまとめ
M型星とC型星
星のスペクトルの概形
TiO、C2
カルシウムトリプレットFig12
●振動だけの遷移
固体●氷
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第7回 2010.05.31 晴
◆ 講義資料pdfファイル(サイズ:0.5MB 講義で述べるIDが必要)
●●星間減光
紫外・可視・赤外での減光とミー散乱の計算
第8回 2010.06.07 曇
◆ 講義資料pdfファイル(サイズ:0.6MB 講義で述べるIDが必要)
●●星間減光
銀河のSEDを補正する際のCalzetti2000論文
銀河系中心部のClump星を使った優れた減光決定法
第9回 2010.06.14 晴
◆ 講義資料pdfファイル(サイズ:0.9MB 講義で述べるIDが必要)
●●赤方偏移
Spitzerの観測に関する、Soiferらによるレビュー ARAA 2008
第10回 2010.06.21 晴
◆ 講義資料pdfファイル(サイズ:3.2MB 講義で述べるIDが必要)
●●シーイングの補正
2010.06.28は宇物での大学間連携の研究会のためお休み。
第11回 2010.07.05 晴
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●●検出器
3種(量子型検出器、熱検出器、コヒーレント検出器)
第12回 2010.07.12 曇
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●●分光器
スループット、波長分解能、波長レンジ、・・・
プリズム、グレーティング、ファブリペロ等の分光装置
第13回 2010.07.22 晴
◆ 講義資料pdfファイル(サイズ:2.8MB 講義で述べるIDが必要)
●●偏光観測装置
ストークスパラメータとミュラー行列
●●望遠鏡と幾何光学の基礎
ガウス光学、カセグレンとグレゴリアン
フェルマーの原理、ザイデルの5収差