講演者名:山中陽裕

タイトル:周連星惑星の原始惑星系円盤における軌道進化

アブスト:周連星惑星とは連星系を成す恒星の両方の周りを公転する惑星で、現在21個発見されていて、そのうち10個がKeplerによるトランジットで発見されている。これらのトランジット周連星惑星はそのほぼ全てが海王星程度の質量を持ち、中心連星の重力場で決まる軌道不安定領域のわずかに外側の軌道を回っているが、これらの軌道が実現された過程はいまだ明らかではない。我々は周連星原始惑星系円盤(以下、円盤)の遠方で形成され、円盤内縁まで移動した原始惑星が円盤のガスドラッグで軌道の発散を抑えながら軌道不安定領域内で軌道が励起されて現在の軌道位置まで移動する仮説を立て、数値計算で検証した。本講演では連星系における惑星形成の説明と、本研究の現状を報告する。