講演者名:小川

タイトル:6D Boltzmannコードの概要とコンプトン散乱の扱い

アブスト:1次元のモデルの計算から始まったブラックホール降着円盤のシミュレーションはコンピュータの発展とともに、多次元化、磁場、輻射輸送、一般/特殊 相対性理論など様々な要素を考慮したシミュレーションが行われるようになってきた。特に輻射輸送に関しては、輻射の効果がガスダイナミクスに多大な影響を与える系(超臨界降着流など)では非常に重要で、近年様々な方法で輻射輸送と流体を同時に解く試みがなされてきた。その最たるものとして、我々はブラックホール時空下で6次元の光子ボルツマン方程式を解くコードを開発中である。今回の発表ではそのコードの概要と、特に扱いの難しいコンプトン散乱に関して、その解法を紹介する。