水曜雑誌会(Wednesday Seminar)

水曜雑誌会は、恒星物理や太陽・プラズマ物理に関する論文、自身の研究等を紹介しあうセミナーです。

schedule

seminar in 2009b

後期の雑誌会の発表内容と予定です。

日付発表者(予定)題名・発表内容
10月07日廣井タイトル:

アブスト:10/7 発表者の廣井です。明日は

"HIGH-REDSHIFT QUASARS IN THE COSMOS SURVEY:
THE SPACE DENSITY OF z > 3 X-RAY SELECTED QSOs"
Brusa, M., et al. 2009, ApJ, 693, 8

の紹介を行います。XMM-COSMOS 内の z > 3 AGN の調査の話です。
よろしくお願いいたします。

10月14日休会タイトル:

アブスト:
集中講義(中川氏、物二開講)
10月21日上田タイトル:

アブスト:遅くなりましたが、今日は、最近はやりの、新しいブラックホールへの降着モード
ultraluminous state
について

GRS 1915+105についての最近の自分の仕事 (Ueda, Yamaoka, Remillard 2009, Ueda+ in prep)を紹介した後に、関連論文として
Middleton+ 2009 (Narrow line Seyfert 1)
Gladstone+ 2009 (ULX)
を紹介します。(たぶん。。)

10月28日蔵本タイトル:

アブスト:次回発表担当の蔵本です。
次回の雑誌会では、以下の論文の紹介を行いたいと思います。

"Scaling Laws of Solar and Stellar Flares"
Aschwanden, Markus J., Stern, Robert A., G&252;del, Manuel
01/2008, The Astrophysical Journal, Volume 672, Issue 1, pp. 659-673

11月04日竹内タイトル:〜宇宙ジェット形成理論のフロンティア〜

アブスト:次回の水曜雑誌会は、
スリム円盤から噴出する磁場によって収束された輻射圧加速ジェット
〜宇宙ジェット形成理論のフロンティア〜>
という題名で、私の最近の研究について発表します。

この研究は輻射磁気流体シミュレーションを用いることにより、
「ジェットは輻射によって形成されるのか磁場によって形成されるのか」
という30年来の論争に決着をつけたものです。

本発表は理論についてのお話しですが、
観測の方のコメントを頂きたいので奮ってご参加ください。
また、降着円盤やジェットをちょっと勉強したいという方も大大歓迎です。

# ちなみに本発表の内容は火曜雑誌会で発表したものとほとんど同じですので、
# 火曜雑誌会に参加された方はご注意ください。

以上、宜しくお願い致します。

11月11日久保田タイトル:中性子星の質量上限

アブスト:明日発表担当のD3の久保田香織です。
明日は、
「中性子星の質量上限」
というタイトルで現在、観測的に求められている中性子星の最大質量に
ついて発表します。

主な参考文献は以下の2つです。
1. Freire et al. 2009 ApJ 675:670-682
"Eight New Millisecond Pulsars in NGC 6440 and NGC 6441"
2. Abubekerov et al. 2004 Astronomy Reports 48:649-658
"The Mass of the Compact Object in the X-ray Binary 4U 1700-37"

よろしくお願いいたします。

11月18日田崎タイトル:Radio Galaxies, 3C 120 & Cen A の Suzaku による観測

アブスト:明日の雑誌会は、
"Radio Galaxies, 3C 120 & Cen A の Suzaku による観測"
というタイトルで発表します。

Kataoka et al. 2007, PASJ, 59, 279
"Probing the Disk-Jet Connection of the Radio Galaxy 3C 120 Observed with Suzaku"
Markowitz et al. 2007, ApJ, 665, 209
"The Suzaku Observation of the Nucleus of the Radio-Loud Active Galacy Centaurus A: Constraints on Abundances of the Accreting Material"

の論文から、電波銀河のX線スペクトル解析とその結果について
まとめたいと思います。

11月25日川畑タイトル:Disk Truncation and X-ray Spectrum in Black Hole X-ray Binaries

アブスト:次回は
"Disk Truncation and X-ray Spectrum in Black Hole X-ray Binaries"
というタイトルで私が現在研究している内容について発表します。

まず前半では最近の観測によって分かってきたBH連星のLow/Hard状態の描像を
紹介し、
後半に我々の研究(理論)としてX線スペクトルを説明する降着流モデルを提唱
します。

※内容は火曜雑誌会で発表したものと同じですが、
観測的側面をより詳しく説明する予定です。

参考文献
Zdziarski, Lubinski, & Smith 1999, MNRAS, 303, L11
Done, Gierlinski, & Kubota. 2007, ARA&A, 15, 1
Makishima et al. 2008, PASJ, 60, 585

よろしくお願いします。

12月02日小暮(宇物OB)タイトル:Beガス殻星と紫外分光の意義

アブスト:Be-shell 星は輝線のほかバルマー線、金属線に鋭い吸収線(shell lines)を示す星である。
また、Paris の Zorec
グループ(Moujtahid et al. 1998)は測光観測を行い、バルマー不連続量の大きさを Be-shell のインディケータとして1950年代から2000年頃までの長期変動を測定している。
岡山天体物理観測所で行った写真分光(1960−1980年代)ではバルマー高準位線の解析からB星表面前面の吸収域にたいする光学的厚さτ(Hα)と吸収域の光球面に対する面積比βが推定される。
Pleioneと EW Lacertaeについて、測定結果をバルマー不連続の長期変動と比較したところほぼ良い平行関係が得られた。
これらの観測はいずれもBe-shell星の envelopes が垂直方向にも充分膨らんでいて、従来の円盤状構造では説明できないことを示している。
国内のCCD分光では現在、近紫外領域(λ3500 〜 4000?)の分光観測に困難があるが、Be-shell星の研究では近紫外の観測が分光、測光の両面で大きな意義を持っている。

12月09日早崎(北大)タイトル:MAXI で探るバイナリーブラックホール候補天体

アブスト:近年、巨大ブラックホール(BH)の質量は、母銀河のサイズが大き ければ大きいほど大きくなることも分かって来た。
二つの巨大BH の合体過程は、このような「銀河と巨大BHとの共進化」を理解す る上で重要である。
特に、軌道長半径がサブパーセク以下の近接バイナ リーBHは依然として同定されておらず、階層的銀河形成の「ミッシングリンク」となっている。

 これまで、数値シミュレーションによってバイナリーBHの周囲に三つのガス円盤が形成されることを示され、この系からの放射光に独 自の特徴があることが判明した。
そこで、全天X線監視装置(MAXI)によるこのような放射光の検出が期待されている。
今回は、バイナリーBHの進化を調べることで、候補天体の軌道要素の絞り込みや合体頻度の計算を行ったので報告する。これらの結果を元に、実際の観測可能性についても議論したい。

12月16日休会タイトル:

アブスト:
集中講義(櫻井氏)
12月23日休会タイトル:

アブスト:
天皇誕生日
12月30日休会タイトル:

アブスト:
年の瀬
01月06日田中タイトル:初期に複数回の増光を示す古典新星の可視光分光観測

アブスト:次回の水曜雑誌会は、
"初期に複数回の増光を示す古典新星の可視光分光観測"
というタイトルで私が現在研究している内容について発表します。

前半では、古典新星についてのまとめを紹介します。
後半では、我々の観測の結果等を発表する予定です。

01月13日森谷タイトル:

アブスト:今日は
"近況報告とBe星ガス円盤の消失時における偏光分光観測"
というタイトルで、最近の状況と一つ論文:
"DISK LOSS AND DISK RENEWAL PHASES IN CLASSICAL BE STARS I: ANALYSIS OFLONG-TERM SPECTROPOLARIMETRIC DATA", John P. Wisniewski et al., arXiv:0912.1504
(accepted in ApJ)
を紹介します。
Be星ガス円盤が消えるのを偏光分光モニター観測した論文です。

01月20日休会タイトル:

アブスト
集中講義(米徳氏)
01月27日松本(仁)タイトル:

アブスト:今日の水曜雑誌会では
"What is a Magnetar?"
というタイトルでマグネターについて詳しく紹介します。

02月03日野上タイトル:

アブスト:明日は
B. D. Metzger
Gamma-Ray Burst Central Engines: Black Hole Vs. Magnetar
2010, astro-ph/10015046
の紹介をする予定です。先日米徳さんの GRB に関する講義が
あって、先週は松本君の Magnetar のレビューで、ちょうど
タイムリーなレビューが astro-ph に出ていました。

まだ abstract しか読んでいない段階なので、雑誌会までに
うまくまとまった話にできないかもしれませんがご容赦下さい
ませ。

02月10日前原タイトル:

アブスト:明日の雑誌会では

Evolution of X-Ray Spectra and Light Curves of V1494 Aquilae
Rohrbach , J. G., Ness, J.-U., & Starrfield, S. 2009, AJ, 137, 4627

と、この中で取り上げられているフレア様イベントのその前の論文

The Extraordinary X-ray Light Curve of the Classical Nova V1494 Aquilae (1999 No. 2) in Outburst: The Discovery of Pulsations and a ``Burst''
Drake, J. J., et al. 2003, ApJ, 584, 448

を紹介して、最近始めた新星の可視光短時間変動の観測例をいくつか
紹介します。

02月17日休会タイトル:

アブスト:
GCOEシンポジウム
02月24日Vierdayantiタイトル:Spectral Variability in Ultraluminous X-ray Sources and a Case Study on Holmberg IX X-1.

アブスト:

過去の雑誌会の内容はこちらに。
2008年度前期
2008年度後期
2008年度前期

member

2/3〜のローテーションーは以下の様になっています(敬称略)。
野上、前原、Kiki、磯部(直)、石野、浅野、大島、廣井、上田、蔵本、竹内、久保田、田崎、川畑、田中、森谷、松本(仁)

メンバー募集しています!


2009年度世話人:森谷