制御実験 7 試験38
ハンマリング試験
望遠鏡やその周辺の色々なところをハンマーで叩いてimpulse を与え、エッジセンサの挙動の違いを調べました。
ハンマーで叩いた場所及び方向は、
- 望遠鏡前方の床、鉛直下写真
- 望遠鏡後方の床、鉛直下写真
- フリクションドライブのピニオン、望遠鏡前方写真
- 上記直上のトラス節点、同上写真
- 同上接続のパイプ、同上写真
- 外周鏡支持節点下の節点、同上写真
- 上記に接続の水平パイプ、同上写真
で、それぞれフィードバックON、フィードバックOFFの状態で試験を行いました(サンプル間隔0.05秒)。
以下の図は横軸時間、縦軸カウント値(見やすいようにカウント値を変えている、スケールは同じ)で、
赤:1番のエッジセンサ…アクチュエータ3番側についている(フィードバックOFF)
緑:2番のエッジセンサ…アクチュエータ2番側についている(フィードバックOFF)
橙:1番のエッジセンサ…アクチュエータ3番側についている(フィードバックON)
青:2番のエッジセンサ…アクチュエータ3番側についている(フィードバックON)
となっています(各センサの位置関係はこちらを参照)。
また、横軸も叩いた時刻が同じになるようにシフトしています。
望遠鏡前方の床、鉛直下
望遠鏡後方の床、鉛直下
フリクションドライブのピニオン、望遠鏡前方
上記直上のトラス節点、同上
同上接続のパイプ、同上
外周鏡支持節点下の節点、同上
上記に接続の水平パイプ、同上
- 前方の床(鏡とは離れた方)をたたいた時の影響はない
- トラスはパイプよりも節点を叩く方が振幅が大きい
これは、axial 支持が節点に乗っている為ではないか。
両者で減衰時間は同じかもしれない(振幅が大きいので節点の方が長く見えるだけかも)
- フィードバックをかけている方が収束が早い?(1s周期の振動が大きいので判断が難しい)
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