質問に対する回答

Q:宇宙の膨張は等方的なのでしょうか?また、そのとき地球は宇宙全体のどこに存在するのでしょうか?
A:等方的です!しかし、わずかですが揺らぎがあります。

Q:SSDSによる宇宙大規模構造の図で、星がない領域(真っ黒の領域)が存在するのはなぜですか?
A:あ、ちなみにあれは星ではなく銀河です。揺らぎが成長し、ダークマターが集まったところに銀河が出来ました。

Q:もし、宇宙の膨張の中心付近にいなければハッブルルメートルの法則を得るのは難しいように感じるのですがかのうなのでしょうか?
A:宇宙に中心はありません!なんだかわけがわからないですよね。。

Q:吸収線の話題で、励起された原子などはその後どうなるのでしょうか。もとに戻るなら吸収線と同じ波長の光を出しそうですし、なにか別の経路で変化するのでしょうか。
A:いい質問です。はい、必ず放射します。その光は等方的に放射されるので、観測者の方にはほとんどやってきません。

Q:宇宙大規模構造の写真について、扇形2つの領域のみが描かれているのは観測可能領域の影響だったと記憶していますが、頑張れば全天観測可能なように思います。いまだにこのような領域しか描かれていない詳細な理由を知りたいです。
A:残念ながら、天の川銀河にはダストが多く存在し、赤外線でも見通せません。将来的には電波望遠鏡がやってのけるかもしれませんが、電波望遠鏡は視野がとても狭いので、だれもやろうとはしてませんね。やる価値があるかどうかですが、宇宙の一様性を考えると、もう十分と判断する人が多いと思います。

Q:セファイド型変光星の光度が周期的に変化する主要な要因はなんでしょうか。変光星と地球の間に光度を変化させる要因はあるのでしょうか。
A:星が水素を燃焼(核融合)していくとヘリウムが増えていき、あるところで安定して燃焼していた状態から不安定な状態になります。セファイド不安定たいと言います。原因は厳密には分かっていないと思いますが、星大気の自由電子の量が関連しています。縮んで高温になると自由電子が増え、内部で生まれた光を外に出せずに星が膨張します(温室効果みたいな)。膨張すると冷えて自由電子が原子に取り込まれ、放射は宇宙へ抜けやすくなり冷えて縮みます。

Q:変光星と地球の間に光度を変化させる要因はあるのでしょうか。
A:周期的に変動幅も一定に変化させる要因はなかなか見当たりませんね。考えてみると面白いかも。

Q:「宇宙が膨張している」とはよく言いますが、これは宇宙の大きさ(体積?)が膨張しているという認識でいいのでしょうか?宇宙の端っこや体積、形などは定義可能なのでしょうか?
A:うーん。膨張しているとは言えますが、端っこや体積と言われると分かりません。。

Q:はるか遠くにある星々の中には次元の異なる世界(n=4や5など)や次元が存在しない世界は存在するのでしょうか?もし違う星の次元に関して議論がなされていたら教えていただきたいです。
A:数学的には3次元以外も行列などによって表記できますよね。ただ、この3次元空間という話は宇宙どこでも成り立つと思います。しかし、ブラックホールのような特異点だと成り立たないと思います。

Q:宇宙が膨張するのは空間のみで物質が膨張することは無いのですか?
A:物質、つまり原子間距離も膨張することになるはずです。

Q:ハッブルの法則の誤差は修正できないのですか?
A:できます

Q:望遠鏡の設計に関する問題解決も天文学・宇宙物理学の守備範囲なのでしょうか。
A:今は分業化して守備範囲と言いにくいかもしれませんが、たとえばガリレオ、ニュートン、フック、ホイヘンス、ハーシェル、フラウンホーファーなど、みな実験物理やで、自分で望遠鏡を作ったりしてます。理学なので、やりたいことをやれば良いと思ってます。

Q:天文単位について地球の公転は楕円軌道だと思うのですが、太陽と地球の距離は変化してしまうので天文単位は測るときによって変化してしまわないのですか?
A:平均距離ですね。くわしくはここ年周視差はこれを考慮して算出しているはずですが、たいていの星の測定誤差より十分小さいですね。

Q:膨張する宇宙と大きさについては深く考えないことをおすすめされていましたが、どの分野を学ぶと深く考えられる知識や方法を身につけられるのでしょうか?
A:あくまで、この講義を聴く上ではこれ以上深く考えない方が身のため、という意味です。興味がある方はぜひ深く考えてください。宇宙論をぜひ学んでください。

Q:公転面に対して傾いた方向にある星の年周視差についての説明をもう一度聞きたいです。
A:板書します。

Q:宇宙の彼方には、どんな高度な機器でも光などの電磁波では観測できない(情報を得られない)部分が存在するということでしょうか?
A:そうですね。