岩室の主な仕事と最近の状況 (2015年版)
2014年版
観測
装置
京大3.8m
位相カメラは実機本体と制御ソフトの8割程度は完成し、実際の望遠鏡と同等の光学系で計測試験を進めている。
主鏡上に配置するハーフミラーの角度を合わせるのが非常に難しいので、角度調整用のレーザー光源が別途必要。主鏡上の24箇所のハーフミラーを順に、目で識別できる明るさのレーザースポットで照射する仕組みを作る必要がある。
入射ファイバー3本を適切な間隔で平行に並べる治具をちゃんとしたもので製作する必要がある。
あとはハーフミラー部分の量産かな...
近赤外相対分光器
6枚のバイコニック鏡を用いた2天体同時観測できる近赤外測光分光器
光学系の迷光追跡や回折格子部分での反射ロスの検討、ファイバーの曲げに対する個性分布の評価など、細かいことはまだ残っているが、何とかなると思う。
可視高分散分光器
6枚のバイコニック鏡を用いた2天体同時観測できる可視高分散分光器
こちらはもう少し光学系の改善の余地があるが、波長分解能は落とせないので装置サイズはこのまま
サイエンス
Red QSO は散乱光の寄与が大きい可視光の観測(静止波長では紫外)では変光しないという報告があるが、透過光が大半を占める近赤外(静止波長では可視の長波長側)では変光が見えるはず。2天体相対測光分光で何とかならないか検討中。
月曜雑誌会の資料は
こちら
講義
など
物理学基礎論A
活動銀河物理
宇宙科学入門
MINET
左の通り。今年は課題研究も1人担当予定。
MINET は全サーバのリプレース完了。Disk が大きくなったので各ユーザの disk 使用量やスプールサイズのモニタなどのチェックが甘くなっていますが、各自利用量の縮小は心がけて下さい。
MINET への質問は簡単なら
minet-help
、深刻なら
minet-admin
まで。
その
他
光赤天連
京都混声
光赤天連の事務局をやっています。会費の支払い状況の確認など、個々の会員への情報提供が以前よりかなり増えたはずですが、どうでしょうか?(光赤天連会員の方)
京都混声は大きな節目を迎え、来年の創立90周年の記念演奏会にむけてぼちぼちやっています。興味のある方は見学歓迎です。