f は BLR の分布形状や傾斜角等で決まる値(星の速度分散で較正した値は f〜1.4)
RA=14:14:49.00, Dec=+53:05:00.0, 7 deg2 にある 849 quasars (i < 21.7)
SDSS : 分光モニタ(1月~6月, ~4days)
BOSS spectrograph (3560Å~10400Å, R~2000)
CFHT, Kitt Peak 2.3m : g,i 測光(~2days)
Bok/90Prime (1°x 1°, 0.45"/pix)
MegaCam (1°x 1°, 0.187"/pix)
2014~2020年までの7年間で、前半の4年分での結果
怪しい7つの epoch を削除 (全天体)
他、4% の割合でほぼ 0 flux になる(ファイバーずれや解析ミス?)のでそれも個別に削除
それそれのデータには Poisson error しか入っていないので、Systematic error も含めて CREAM で計算
=> 最大ピークを出し、その両側の極小位置(大丈夫か?)で切り出し
=> 切り出した範囲内で重みをつけずに評価
様々な場合にこの方法が有効に働くことはシミュレーションで確認済み
これらの追加により、正の Lag の検出割合を 90% 以上にまで高めたが
~100天体の正の Lag 検出が切り落とされた => 残り3年の追加での復活に期待
JAVELIN は error を underestimate、ICCF は overestimate と言われているが、
41天体は ICCF でも1σ以上の正の Lag を検出している
1/3 は JAVELIN だけ異なる Lag となっているが目で確認した印象では JAVELIN が正しそう
これまで~15天体 => 67天体にした
ε: intrinsic random scatter としてベイズ統計に基づく LINMIX という手法で fit
b=0.51±0.05, a=1.15±0.08, ε=0.15±0.03
最近の結果と consistent で gold sample のみを用いても大体同じ
観測期間がまだ短いため、Lag の大きい明るい天体の情報はもう少し時間が必要
(明るい方では intrinsic scatter で黒点で示される upper limit を超えている?)
暗い方が増えないのは問題で、近傍 AGN の UV 分光モニタが必要
selection effect の影響などを含めた評価はこの後の paper で準備中
R-L 関係が過去のものと大体同じだったので、これも「大体合っている」との事だが...
もっと時間をかければ MBH の大きいものも出てくるので、詳しくは今後に先送り