UV/opt/X でのこれまでの観測では標準 disk の温度分布 T ∝ r-3/4 を
支持するものとなっているが、半径は(1)の3~4倍大きい
不均一な disk model では半径を広げ、かつ不規則な変光も説明可能
しかし、これらの結果は全て近傍の低光度 Seyfert の観測によるもの
この論文では SDSS-RM のデータに JAVELIN を適用して continuum lag を測定
RA=14:14:49.00, Dec=+53:05:00.0, 7 deg2 にある 849 quasars (i < 21.7)
SDSS : 分光モニタ(~4days)
CFHT, Kitt Peak 2.3m : g,i 測光(~2days)
BH mass は Broad-line RM の結果 (Grier et al. 2017) を使用
この論文では SDSS-RM で BH 質量のわかっている 222 天体 (z < 1.13) を使用
この内 RM で精度良く BH 質量が決定されている 44天体で、disk との関係を調べる
ISIS package を用い、最も seeing の良いデータを template として PSF を合わせて差し引く
(通常の Random Walk の場合は σ2|ti-tj|)
two-step Markov Chain (MCMC) でシミュレーション
ノイズによる誤検出はτに対して正負対称に出るが、2σ 以上の天体は 33/38 が τ>0 (全体では 68/95)
MBH は RM 結果があればその値を、無ければ single epoch での値を使用
X は観測 band に対応する disk 上の位置の平均で X=2.49 とする
全体的には合っているが scatter が大きい