Rest Optical (Zakamska et al. 2016)
[OIII]5007 の幅が~5000km/s で blue wing 大
→ ~1kpc スケールの outflow
その他 (Hamann et al. 2016a, in prep)
CIV などの高励起輝線が ~2500km/s 程度 blueshift
2.0<z<3.4 にした理由
Lyα, NV が BOSS で観測されている
CIV が i -band mag に影響しない
i - W3 color はこの範囲内ではあまり z 依存性がない(Fig.9)
W3 sample で REW が小さいのは Baldwin effect によるもの
(W3 sample は暗い天体が少なくなる)
W3 sample の方が右下にずれている
ERQ は暗くて REW が大きいのは Baldwin effect と consistent に見えるが、
~3mag 程度の減光補正をすると ~1.2 桁右にずれて合わなくなる
W3 sample で、i - W3 color は 2 をピークに赤い側で減っていくが、
REW(CIV) >150Å 天体の割合は赤くなるほど増える(Baldwin effect も関係)
数としては i - W3 >4.6 でもう1山あるので、これらを ERQ と定義
REW 大が予想される faint blue quasar は右下の WISE 検出限界以下
に入るので、REW の分布が不完全で話が難しくなる
一方で、REW >150Å の赤/橙の点は右上方向に伸びており、
wingless profile (kt80 > 0.33) を持つものが増える
→ 何らかの関係がありそう
Baldwin effect で暗いものでは増加するが、i ~21.4 では 5%
ERQ では 25% で、赤くなるほど割合は増加
→ Baldwin effect よりも赤いことによる影響の方が大きく、
extinction 補正をすると更に違いが大きくなる
→ Baldwin effect は ERQ では無視していいかな...
赤(Type 1)&橙(Type 2)は i - W3 >4.6 (上中段) または REW(CIV) > 100 (下段)
赤い天体は赤外で明るく、wingless で REW大
NV/CIV は色々だが faint blue quasar よりは比が大きい
黒: core ERQ (i - W3 >4.6, REW(CIV) >100) の内 Type 1 である 57 天体
赤: faint blue quasar (i - W3 <3.5, REW(CIV) >100)
緑: luminous blue quasar (i - W3 <3.5, W3 が core ERQ と同程度)
NV/CIV 比は ERQ と luminous blue quasar は同程度で、metallicity 大で明るい quasar の特徴
i とのカラーが赤外カラーによらず大体一定で、輝線が特殊なものを分離しやすい
REW(CIV) >100 かつ i - W3 >4.6 で輝線形状が急激に変化することが確認できる
→ core ERQ は単に REW の大きい天体が赤化を受けたものではない
通常の ERQ は E(B-V)~0.3 の赤化で SED が大体合うのに対し、core ERQ は異なる
全て CIV の red 側は wingless で、blue 側に BAL 状の吸収や wing が少し見られる
NV/CIV 大だが、小のものは CIV の形状が対称になっている
SiIV1400, AlIII1860 が強い場合もある
これらの輝線比に関しては次の論文で...
core ERQ での BAL率は全体で多分 30% 以上と推定 (う~ん...)
許容線が強く、NV が強かったり弱い BAL があったりする(<2000km/s 天体の半数程度)
core ERQ の内、4天体は近赤外で分光されている (Zakamska et al. 2016)
→ [OIII]5007 の輝線幅が 2500-5000km/s
→ BLR から NLR にかけての outflow ?
r - z では CIV が r に入る z>2.7 天体は除いた
SED 全体の曲がりが単純な dust による赤化では説明できない
BOSS target の selection effect として可視で赤すぎるものは入らないが、
core ERQ の存在を否定する要素ではない
通常の red quasar は REW 小の ERQ sample と同様、quasar 全体が赤化を受けたもの
core ERQ の SED はむしろ HotDOG に近い
→ HotDOG は log Lbol ~ 47-48 で core ERQ はこの底辺レベル
シンボルは Fig.9 と同じ
HotDOG (W2 - W3 >3.08) や通常の red quasar (W1 - W2 >0.8) ほどの赤さはない
HotDOG の rest UV には OB型星の寄与も考えられているが、core ERQ は明らかに AGN
BAL の有無は選定条件には入っていないが、BAL が多い (Type 1 の 68%)
BAL が kt80 にほぼ影響を与えていない事は確認済み
→ ERQ like になるには BAL が関係している可能性が高い
BLR のすぐ外側での patchy cloud でも説明可
109Mo の BH から 1pc の距離では、~0.001pc サイズの clump なら安定に存在できる