M*-Z-SFR 関係は少なくとも z〜2.5 までは変化しないようだ
ここでは stack して auroral 線を測定し、direct method で Z を評価する
solar oxygen abundance 12+log(O/H)=8.86 とする
静止波長に変換後、4400-4450Åの flux で規格化、平均スペクトルを作る
IRAF/STSDAS の nebular:temden で輝線比を Te に換算
結果の一例
通常の direct method は Te[OIII] からモデルの関係で Te[OII] を推定し
足し合わせるため、Te[OII] 高 → abundance 低と見積もっていることになる
(Moustakas et al. 2011, arXiv:1112.3300)で fit
12+log(O/H)asm は asymptotic metallicity、γ はMZR の slope
fit 結果は以下
・より軽い銀河の MZR がわかった
・[OIII] では困難な metallicity の大きい銀河でも [OII] で direct method が使えた
・D02 とは大体合っているが、theoretical calibration を用いている上側の4つとは異なる
・SFR大 → metallicity小(一部逆転しているところはデータの不定性かも)
・log(SFR)=-0.5 〜 0.0 の範囲では T04 と良く一致するが、たまたま T04 が
用いたモデルと状況が似ているだけ
・strong line calibration だと、metallicity は SFR にあまり依存しない(次節参照)
・SFR大のものは major merger の最中で、ガスが薄められているものと考えられる
strong line calibration だとαが小さい事を独自に確認(↓)したが、原因は不明
・R23(upper branch) と N2 で分布の傾向はほぼ同じだがかなりのずれがある
・α が小さいことが確認できる
・M*大だと SFR-metallicity 関係が逆転する(Yates et al. 2012 はもっと顕著)
・primary から secondary への移行が確認できる
・Wolf-Ryaet star の SN でも N は早くできる(小質量銀河などで HeIIλ4686 を確認)
・SFR 大だと N/O 大となるのは外部からの gas 流入が原因と考えられる
・sample 数が 1/10 しかない
・Te[OII] しか使っていない(モデルで Te[OIII] に変換)
・各質量binで平均以上のEW([OII])を持つ subsample で議論している
(SFR が大きくなり metallicity が低くなりやすい)
Te[OII] を用いていることと平均化していることから、この通りの影響は出ていないが、原因の1つ