Metallicity: Solar metallicity のみ
IMF: Chabrier IMF
Stellar velocity dispersion: 75-250km/s (25km/s 間隔で8通り)
傾きが 0.63 だが、1として扱っても結果には大きな影響は出ないので、傾き1として進める
(1.7 は Salpeter → Chabrier 変換係数、0.75 は V → Hα波長変換)
continuum fit から得られる SFR が若干 underestimate になっていたのが、同様に
τV が若干 underestimate になっていることで相殺して関係が良くなった(傾き 0.8)
SFRHα は瞬間的な値を反映し、SFRspecfit は数100Myrの平均的な値を反映するので、
これが scatter の一因になっている(SN の高いものの分布を見ても同様なので)
これらの輝線は metallicity の影響を受けているが、M-Z 関係(Tremonti et al. 2004)
によりこの図のような分布となっているものと考えられる
BPT で AGN 判定された天体の[OII],[OIII]分布は SF の分布とは有意に異なるが、
Hαに関しては少し offset がある程度
AGN の ionization paraneter の違いによって [OII],[OIII] の強度比は変わるので
[OII]+[OIII] を考えるのが良さそう → Oxygen-excess 天体
点線より下が Oxygen-excess 天体
Oxygen-excess 天体の 43% は Hβ が弱くて BPT が使えないが
Hβ の強いもので調べると 75% は BPT でも AGN
BPT curve からの距離に対する分布を見ると、0より左で速やかに収束し
全銀河の分布からの均一な混ざりこみの成分は見られない
O+B+: 6.3%
O+B-: 2.3% BPT では SF だが Oxygen excess はある
O-B+: 4.5% Oxygen excess 法で見逃した AGN、scatter もしくは AGN continuum の寄与が原因?
O-B-: 29.4%
BPT 判定のできる天体の 85% は Oxygen excess 法と一致している
O+Bn: 17.2% Oxygen excess 法のみで判定された AGN、stacking spectrum の BPT 判定も AGN
O-Bn: 18.1% こちらも同様
OnBn: 22.1% 輝線が弱すぎて微妙だが、BPT では LINER の判定が...
Bn 天体は X で暗く、1つも入っていない
O+B+: 約80% の天体で X が強くしかも hard
O+B-: 1天体しか sample がないので不明
O-B+: X でも AGN なので、Oxygen excess 法で逃している AGN であることが確定
O-B-: X 検出率は O+B+ の 2% しかないが、まれに X で AGN と判断される天体もある
O+Bn: X 検出率はそこそこで、検出されたものは全て AGN → Oxygen excess 法は有効
O-Bn: 1天体を除き X は SF 起源で、X 検出率も低い
OnBn: 輝線が無いのに X が出るのは不思議、LMXB か obscured AGN かも
SF のコンタミが X よりも多い
radio - SFR 関係(Hopkins et al. 2003) x factor 5 よりも radio が強いものを AGN とする
O+Bn: X 検出率が高く radio でも AGN 判定が多い
O+B-: X 検出率は高いが大半は radio でも SF 判定(O-B+も同様だが)
(specfit で出てくるのは 0.3τV の値)
Hβ に対しても同様な補正をかけた後に Hα/Hβ 比を出す
τV=0-2 で median 値は τV=1.2
代表値としてこの median 値を用い、一様成分を加えたものを Oxygen excess 天体の τV,totalとする
(stacking spectrum を使わないのはなぜ?)
以後、添字 "AGN" は SF 成分差し引き後、上記 τV,total で extinction 補正をした値
Oxygen excess 天体の 93% は LINER で [OII]+[OIII]AGN も弱い
やはり [OIII] が最も Hard-X との関係が強いが、Oxygen-excess 天体は
[OII] の方が強いのでここでは [OII]+[OIII]AGN を AGN power の指標とする
[OII]+[OIII]AGN は hard X と相関がある → post-AGB の寄与は小さい?
として fit すると、logLAGN=39, β=0.3 即ち輝線の 23% が post-AGB (Fig.6 破線)
関係は非常に弱い(強い AGN の結果とは異なる)
弱い AGN では radio は良い指標とはならないようだ
low luminosity AGN がある場合には [OII] は SF の指標としては使えない
[OII] よりも Hα を使う方が良い
このあたりの議論は Yan et al. 2006 と同じ
大きい銀河ほど AGN を持つ割合が急激に上がる
OnBn にも AGN がいる可能性があるので、これは lower limit
Oxygen-excess 天体は大きくて赤い銀河に多い
BPT は強い AGN に対してしか感度が無いため、green valley に集まる
(X や radio で選んだ天体も green valley に集まる)
Oxygen-excess 天体は SFR が小さい(というか SFR が大きい天体に対しては感度が落ちる)
SFR よりも銀河の質量に対する相関が強い → 質量が AGN 活動に関係しているのか
BPT が中間程度の集中度を示すのに対し、Oxygen-excess 天体の集中度はばらばら
BPT は弱い AGN に対する感度が無く、非常に bias のかかった sample になるので注意!
質量の大きい銀河ほど AGN を持つ確率は急激に上がるが、活動性は質量にはあまり依存しない
Seyfert は green で LINER より若い
Seyfertは AGN power が強い
σ:星の速度分散 (SDSS の波長分解能の都合で σ>70 のみ)
SDSS のファイバー直径は 3" なので、距離によって aperture が変わるが補正はしていない
銀河の質量とは相関があり、典型的な BH mass は 107-108Mo
集中度に見える相関は seeing が影響している可能性がある
AGN power ともほんの少し相関があるが...
斜めの破線より下は Oxygen excess 法の感度の低い領域
AGN power 分布の上端のみを見ていることになるが、
少なくとも AGN 活動は SF と連動しているようだ
→ red quiescent galaxy の AGN は弱く、BPT AGN の host は green
→ 遠方でもこの関係があるのであれば、AGN の進化は星生成史と連動するはず
小さい銀河ほど成長率が高い
成長率の高い BH は成長率の高い銀河中に存在する
成長率の低い銀河では BH は成長しない