Hale 5m / WIRC J,K
Spitzer / IRAC の image も一部の sample にはあり。
結果の分布
LRIS sample 全体に対する質量分布
NIRSPEC sample はやや重い方に分布 → selection effect (K で明るい)
2 component model (old + burst) にすると質量は大きくなるが、複雑になるので使わない
Mdyn>10Mstar 天体 15%
1) 最近星生成が始まった
2) 検出されていない old population の寄与
wind や shock または AGN の影響で Hα が広がっている可能性は一部のもの以外はない
([NII] が弱いことや UV spectra からの判断)
Mdyn / Mstar と Age, WHα の関係
関係がありそうだが、Age や Mstar は K-band の明るさに影響し、
WHα は K-band continuum level に影響を与えるので注意
Mdyn / Mstar の大きさで sample を4分割し、quartile ごとに
平均して同様な評価 → Mdyn » Mstar 天体は若い
old population の寄与を評価するため 2 component model を用いると Mstar は最大
20倍にできるが、young population の Age が 3.5Myr (typical dynamical timescale は 70Myr)
となってしまう(質量数倍程度なら大丈夫そうだが)
Erb et al.(astroph/0602473):軽い, gas が多い, metal が少ない ←→ 重い, gas が少ない, metal が多い
という結果もあるので、最近星生成が始まったと考えるほうが妥当
Faber-Jackson 関係は成り立つか?
L 方向に 1.35dex ずらせば slope は矛盾しないと言える
local sample に比べて high-z だと scatter が大きい → M/L のばらつきが local に比べて大きい
M/L = 3 になるよう L を変換すると、local での F-J 関係に近付く(Mdyn はσから出すんじゃないの?)
L(IR+UV) / Lo = 1×1010 SFR / Mo yr-1 (Bell et al.2005) で L(IR+UV) に変換して plot
Eddington-like luminosity model: LM 〜 (4fgc/G)σ4 (Murray et al. 2005) と比較
(fg は gas fraction)
Mdyn / Mstar の大きい天体が fg=1 の近くに来ないが、全体的には傾きは良く合っている
Mbulge - MBH 関係 (Marconi & Hunt 2003) と MBH - σ 関係 (Tremaine et al. 2002) から Mbulge - σ 関係をつくり比較
Mdyn / Mstar の大きい星生成中の天体以外は、全て質量の重い側にくる
σが正しく見積られていない可能性がある(一部の星生成領域のσだけを測定しているかも)
Mdyn < Mstar 天体が sample 中にまあまあるし...
z〜3 LBG と比較
σの分布は z〜3 の方が小さい方に偏っている → real な違いか ?
[OIII] と Hα 両方観測できている z〜2 の8天体ではこれらの輝線幅は同じ → 輝線の違いの影響はなし
銀河半径の scale は Hubble parameter の逆数 H-1(z)に比例して減少 (Ferguson et al. 2004) → z〜3 だと z〜2 の 70% のサイズ
z〜3 LBG の r[OIII]〜4.5 kpc, z〜2 天体の rHα〜6 kpc で consistent (面輝度の違いによる効果は影響していないと判断できる)
z〜3 LBG で[OIII]が測定されているものに大きい銀河はない? ([OIII] は metal の多い大きい銀河では弱いため)
z〜2 天体でσ>130km/s のものの 60% は Mdyn » Mstar (多分 [OIII] も強い, Fig.12)
→ Mdyn の大きい小型の銀河は z〜3 には少ない? (Halo が成長していない ?)
selection effect よりも、Mdyn の real な進化を反映しているようだ
・major axis と slit は合っていない
・inclination angle が不明
・seeing で面輝度の大きい中心部の影響が広がる
・Hα 輝線は銀河回転を正しく trace しない(中心付近しか測れていない)
などのことがあるが、vc=(vmax - vmin)/2 として評価
σと比較
近傍では Vc〜0.6σ (Rix et al.1997), Vc=lintott.ppt1.32σ+46 (Pizzella et al. 2005) などの関係がある(Vc は銀河の回転速度)
上記不定性を考えると factor 2 程度は変わるので、もっと詳しい観測が必要
velocity shear の見られる銀河は、Age も質量もやや大き目 → merging とかよりも力学的に落ち着いて回転しているもの? (K-band で明るいだけでは...)
Fig.14左下の天体は VLT / SINFONI でも観測されていて銀河回転と判断されている
Mgas の分布は Mstar の分布よりも tight
星生成中の銀河を除けば、Mgas が増えると Mstar も増える (Mgas, Mstar 共に小さいものがないのは selection effect)
Mstar, Age が大きくなると μ が減少 → Mdyn » Mstar 天体は星生成中であることが確認された (Hα が強いので当り前 ?)
Spitzer による DRG 観測でも同様な結果 (Daddi et al. 2004, Franx et al. 2003)
Mbar = Mgas + Mstar と Mdyn の比較
Mbar と Mdyn は異なる方法で出したにも拘らず非常に良い相関がある (dark matter は無いの?)
Mstar では2桁以上異なる天体が、Mbarでは1桁の違いとなる
Mbar の大きい天体程 zf が大きい
SED fit で得られた SFRfit は過去の歴史も含む点が異なる
SFRHα と SFRUV, SFRfit の比較(slit には全体の 1/2 の光が入ると仮定)
左下:●CSF, ○τ model
右下:●τ=10,20,50Myr, ○τ=100,200,500Myr, ×τ=1,2,5Gyr, ◆CSF
E(B-V)star=0.4E(B-V)nebula (Calzetti et al. 2000) を使うと SFRUV に比べて SFRHα が大きくなりすぎので使わない
CSF は overestimate, τ model は underestimate で、実際は 2component model に近いと思われる
3σ clipping average ではどれも <SFR> 〜 30 Mo yr-1, 典型的な範囲は 7〜200 Mo yr-1
X による SFR との比較
暗い側で Hα の方が大きくなるのは、selection effect の影響
・暗いものは輝線の受かったものしか sample に入っていない (upper limit の評価が困難だったので)
・星生成が始まったばかりの天体は、X だと underestimate になる (HMXB ができるのに 100Myr 以上かかるので)
明い側ではほぼ consistent (Spitzer による 24μm の結果とも consistent)
以下、corrected SFRHα を用いる
ΣSFR の分布は local starburst と大体同じだが、大きいものがない
・z〜2 の明るい銀河は UV slope から見積られる減光量の10倍以上の減光を受けている (Reddy et al. 2006, Papovich et al 2005)
・空間分解能の違い (z〜2 では a few kpc の分解能しかない)
Mstar のかわりに Kmag を使う方がもう少し相関が良い (Fig.2)
(Hα は過去の履歴よりも現在の状態の影響を受けるので)
Mdyn » Mstar 天体は、軽くて SFR の大きいところに分布
(Uncorrected sample の分布を見ても同様 → extinction correction の影響ではない)
Specific SFR = SFR / Mstar
ΤSFR = 1 / Specific SFR > 宇宙年齢 となる天体は CSF ではダメ
(Mstar > 6×1010 Mo の大きい銀河はほぼ該当)
ΤSFR と Age の比較
破線よりも上の天体は現在は休みの時期、下の天体は現在が活動時期
Mdyn » Mstar 天体が破線近くに来るのは Age を underestimate しすぎているから
(dynamical time tdyn 〜 2r/σ = 80 Myr より Age がかなり小さいので怪しい)
WHα:過去に対する現在の星生成量の比とも考えることができる
WHα と Age の関係
─: Zo, …:0.4 Zo
CSF の場合は、輝線強度が一定のまま continuum が増えていくので、eqw は減っていく
scatter が大きい原因としては、
・現在の星生成が休みか活動期かで faxtor 2 くらいは変わってしまう
・nebular lines と stellar continuum では extinction に違いがある
・K-band flux のほとんどが Hα となる天体は、error が非常に大きい (左上の方)
Age が大きい方で、CSF の線よりも分布が下よりになるのは、過去の星生成が現在より活発だったことが原因か