テキストは当初は現代天文学(ウンゼルト)、それから Astrophysical Cencepts (Harwit) でしたが、前者は絶版、後者は難しくて進まないと言う理由で止め、現在は「宇宙物理学」(高原文郎)を使っています。この教科書を選んだ理由は難易度、一応天体物理学全体を網羅していること、これなら半年で本一冊読むことが可能かもしれないと思ったからです。
「宇宙物理学」の目次は
稲垣は 2002 年度 2 章、3 章は「恒星物理学」の講義と重複しているため、あまり学生を深く追求しなかった為、半年(学生数 12 名)でほぼ一冊全部終えることが出来ました。
釜谷は 2003 年度、2 章及び3 章を行いました。1章は釜谷が解説しました。内容的には、恒星の進化の理解に必要な基礎的な物理過程の把握を目指しました。学生数は例年通り(11名)でしたが、教科書を読了するためにはゼミの進行に工夫が必要であることを痛感しています。