https://www.keckobservatory.org/about/keck-observatory/
主な望遠鏡
![]() GTC 10.4m http://www.gtc.iac.es/gtc/gtc.php |
![]() Keck 10m x 2台 https://www.keckobservatory.org/ about/keck-observatory/ |
![]() HET 9.5m https://mcdonaldobservatory.org/ research/telescopes/HET |
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主な望遠鏡
![]() Subaru 8.3m https://www.subarutelescope.org/jp/ |
![]() VLT 8m.2 x 4台 https://www.eso.org/public/teles-instr/ paranal-observatory/vlt/ |
![]() Gemini 8.2m x 2台 https://www.gemini.edu/ |
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http://abell.as.arizona.edu/~hill/mirror/
主な望遠鏡
![]() LBT 8.4+8.4m https://www.lbto.org/ |
![]() MMT 6.5m https://www.mmto.org/ |
![]() Magellan 6.5m x 2台 https://www.lco.cl/magellan-telescopes/ |
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LBT は、1枚鏡としては最大の口径8.4m鏡を2枚用いた双眼望遠鏡で、 それぞれの主焦点を用いた広視野多波長観測や、干渉計として使うことも できる最大の望遠鏡である。LBT には以下に挙げるような独自の技術が 使われており、それらは MMT, Magellan 望遠鏡をプロトタイプとして 発展させたものである。1) 主鏡セルが真空蒸着釜の下半分を兼ねる (主鏡再蒸着時のメンテナンスが容易)、2) グレゴリー式光学系(後述)、 3) 可変副鏡(「空間分解能の改善」参照)、など。2),3) については、 将来の超大型望遠鏡にも応用される技術である。
巨大望遠鏡は費用も莫大なものとなるため、できる限り軽量となるよう トラス構造をとるものが多い(主鏡部分が重い望遠鏡ほど壁式構造が増え、 全体の重量が増す)。
望遠鏡が長くなる、合成 F 比が大きくなり広視野が確保しにくい、 リッチー・クレチェンに比べて像面の弯曲が若干大きい、などの 欠点があるが、上記の利点はそれを十分補うものである。
http://oldweb.lbto.org/LBT%20Website%20General%20Public/The%20Large%20Binocular%20Telescope.htm
![]() TMT 30m https://www.tmt.org/ |
![]() GMT 22m https://giantmagellan.org/ |
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![]() E-ELT 42m https://elt.eso.org/ |
口径30m以上の計画は 1mφ程度の多数の分割鏡を(上図左は 1.44m鏡 492枚 を用いた TMT 主鏡)、口径20mクラスの望遠鏡は 6~8mφハニカム鏡6~7枚を 組み合わせたものである。小さい鏡を多数用いる方式は、鏡材の生成や研磨の し易さなどでメリットがあるが、制御アルゴリズムが複雑になることと、 星像が悪くなる事が欠点である。大きい鏡(ハニカム鏡)を組み合わせる方式は、 巨大な鏡の軸外し非球面の研磨が難しいことと、精密な位置制御が可能かどうか が問題となる。以下の例は、20m望遠鏡を1m(左),6.5m(右)それぞれのサイズの 分割鏡で作った場合の点光源像の違い(シミュレーション)である。
https://elt.eso.org/
TMT ムービー(3.6MB)
E-ELT 関連資料(3MB)
https://www.tmt.org/
AO シミュレーション
AO 無しの状態から回折で決まる理論的な分解能の限界までの変化。
https://www.tmt.org/
分割鏡の相対位置は、個々の鏡の側面に取りつけられた、エッジセンサと呼ばれる コンデンサの静電容量の変動をモニタすることにより測定される。
https://www.tmt.org/
光軸から離れた鏡になる程非球面度が増大するため、通常の干渉計では干渉縞が密に なりすぎて形状測定が困難になる。そのため、前置光学系でレーザー波長を更に 絞り込み、干渉縞のコントラストを高める事が必要となる。
形状測定は CGH (Computer Generated Hologram) を用いた干渉計を用いている。 左図は通常の干渉計、右は CGH 干渉計で、高価なヌルレンズではなく CGH マスクで 非軸対称の非球面波面を作り出す。