岡山 3.5m 新技術光赤外望遠鏡


現在の岡山188cm望遠鏡にかわる国内最大の観測天文学の拠点として、以下の役割を果たします。


サイト


国立天文台 岡山天体物理観測所内に建設


現在の準備状況



建設計画


平成16年度 330,000千円

京都大学理学部附属天文台岡山観測所 (仮称)新設: 10,000千円
分割主鏡鏡材

制御試験システム
ハニカム分割鏡鏡材試作: 10,000千円
 分割主鏡鏡材を試作し、主鏡制御システムの試験に用いる。
主鏡制御試験システム : 50,000千円
 ハニカム分割鏡のサポート・温度制御の試験を行う装置。
 様々な姿勢での鏡面位置制御の精度や、鏡材温度を外気温へ
 収束させる速さ等の試験を行う。
望遠鏡ドーム下部工事 :100,000千円
 新望遠鏡を乗せるための基礎部分及び、ドーム下部外壁を
 つくる工事。
光赤外同時撮像カメラ : 70,000千円
 望遠鏡完成時の試験と、その後のサーベイ観測を行うための
 観測装置開発。

トラス構造で作る主鏡セル下部の概念模型

主鏡支持のアクチュエータ
ハニカム分割鏡鏡材6枚: 60,000千円
 3.5m主鏡全体を構成する鏡材。試作品の試験結果が分かり
 次第製作を開始する。
主鏡制御システム設計費: 20,000千円
 主鏡制御試験システムでの試験結果を受けて、主鏡制御シ
 ステム全体及び保持容器となる主鏡セル部分の設計を行う。
望遠鏡架台部設計費  : 10,000千円
 主鏡部分を除く望遠鏡全体の構造設計。

平成17年度 680,000千円

京都大学理学部附属天文台岡山観測所 (仮称)運営: 10,000千円
ドーム上部と主鏡面研磨の様子 (参考)
望遠鏡ドーム上部工事 :200,000千円
 望遠鏡ドームの上部回転部及び空気を自然な状態で流す
 ためのベンチレータ工事。
主鏡制御システム・セル:160,000千円
 6枚のハニカム分割鏡の鏡面位置と温度を制御する部分と、
 主鏡を含めた全体の保持容器となる主鏡セルの製作。
望遠鏡架台部製作   :100,000千円
 主鏡部以外の部分の望遠鏡製作。
ハニカム分割鏡研磨  :150,000千円
 製作した6枚のハニカム分割鏡を並べて、3.5m鏡として
 同時に研磨。

3.5m 望遠鏡
副鏡製作       : 50,000千円
 口径1mの凸放物面鏡の鏡材製作及び研磨
第3鏡製作      : 10,000千円
 口径70cmの平面鏡の鏡材製作及び研磨

平成18年度 300,000千円

京都大学理学部附属天文台岡山観測所 (仮称)運営: 20,000千円
完成イメージ
望遠鏡架台部製作・建設:200,000千円
 主鏡部以外の部分の望遠鏡製作及び主鏡部と組み合わせて
 ドーム内に建設。
ガイド用カメラシステム: 10,000千円
 望遠鏡が正確に天体を追尾できるための、視野端の星を
 モニタするカメラシステム。
ファイバー分光システム: 70,000千円
 焦点面にファイバーを配置するファイバー位置制御ユニット
 と、分光器部分の製作。

総計   1,310,000千円


観測装置



ファイバー多天体分光器

可視・近赤外同時カ撮像メラ


サイエンス



iwamuro@kusastro.kyoto-u.ac.jp