位相測定カメラ(PCS)は分割鏡の光軸方向の相対位置を光学的に確認するシステムで、
分割鏡の相対的な光学原点出しに使用する。
分割鏡の境界部の光で集光された点源像の、分割鏡間の位相差による形状の変化。
干渉の効果により下図のように変化する。13段階で識別ができれば、波長可変レーザーと
組合せて ±10μm 以内の光学原点(鏡間の位相差が0になる点)を決定できる。

その1
制御試験台上部にレーザーと CCD を、ダミー鏡材端に2分割放物面鏡とハーフミラーを設置 。
以下、テスト画像
その2
ダミー鏡材端に位置センサー(エッジセンサー)を追加した。
この位置センサーの情報を元に各アクチュエータの制御目標位置を修正する。
PCS 画像取得 PC で、5波長での像形状を自動解析し、アクチュエータ制御 PC へ
像解析結果を投げて、エッジセンサーの制御目標位置を修正する。(森谷さんのページ)


以下、テスト画像
像形状の自動解析によるフィードバックは現在進行中
今後の予定は...
- 耐震補強終了のため再度引越し
- ダミー鏡財背面にラテラル固定用の凹みを加工する
- ラテラル支持部の図面修正、製作
- ホイッフルツリーの図面修正(回転方向の固定方法を考える)
- 内周用ホイッフルツリー修正加工、外周用ツリー製作
- 外周用ダミー鏡財背面にも同様な加工をし、2つを並べて制御試験
iwamuro@kusastro.kyoto-u.ac.jp