ハーフミラー設置試験

岡山新技術望遠鏡は焦点面から分割鏡の境界にレーザーを照射して、その反射光で鏡の段差を測定します。そのため、分割鏡の境界にハーフミラーを設置しなければなりません。今回は、ホルダーにハーフミラーを入れて固定した時にガタがないか確認しました。

クリアセラムの上に平面鏡を固定しその上からハーフミラーをホルダーで固定します(右写真)。 この時、ホルダーは微調ネジの先端を凹ませてそこにネオジム磁石を接着し、それをクリアセラムに接着した金属片に付けて固定しました。

ホルダー

まず、レーザーの光を鏡で角度を変えて、クリアセラムに固定した平面鏡とハーフミラー による反射光がレーザー口て重なる状態に調整しました(下写真 (レーザーとハーフミラーの距離は 9.6m ) )。次に、その状態で クリアセラムを立て、平面鏡とハーフミラーの直接の反射光が同様に重なることを試験しました。ハーフミラーの固定が甘いと 3cm/960cm 程度のガタがあるが ちゃんと固定すればガタはほとんどなかった。

ホルダーホルダー
ホルダーホルダー