京大岡山3.8mから JELT へ

http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~iwamuro/Kyoto3m/k3m_jelt.html


JELT と京大岡山新望遠鏡のセグメント配置(JELT 798枚、京大 18枚)。      
1周あたり6枚ずつセグメントが増えるため、6方向にセグメント境界の特性が現れる。
扇型は2周まではうまくいくが、周が増えると難しいかも(ピエロの襟巻モードに弱い?)

京大岡山新望遠鏡の PSF。右端は保持精度 100nm の場合。

セグメントが正方形に近くなってくると支持点の配置が難しいが、多分何とかなる。
出来る限り市販のものでシンプルに安く作る。                 
現設計では、セグメントの取り外しがやや大変なので、簡単に取り外しできる工夫が
必要。(ガタ無く簡単に固定する方法があるか)                 


現在、Keck 以外の分割鏡で用いられているエッジセンサーは、Blueline engineering 社製。
京大が試験しているシグマ光機社製センサーのように、ヘッド内でデジタル化するものでは
ないので、安定性はどうか? (いずれ比較しなければと考えてはいるが...)       

レーザー自己光源を用いた主鏡位相測定システムも試してみたい。

もう一つの大きな柱である、研削鏡については来年度から本番用装置で研削試験開始。

とにかく、日本の技術でどこまでできるか乞うご期待。              


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