主鏡 FEM 解析4 |
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主鏡FEM解析3の支持点配置で、フローティング支持の場合の変形解析を行った。
まず、固定点なしで出来る限り水平になるような上部12点と下部6点の反力配分を与え、傾きを除くために中央1点のみ摩擦なし接触支持を追加した。
計算の結果わかったことは以下の通り。
下表赤色欄のものが採用値
支持点全体を0.5mm上方へずらす
支持点全体を1mm上方へずらす
支持点全体を1mm上方へずらしたもののうち、左上の状態のものに対し、下段 whiffle tree の
上側左右端に 30g のおもりをつけて補正すると以下のようになる。
変形 | 備考 |
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![]() | 支持点全体1mm上方移動 上部両端3+3点:27.084N 上部中央12点:27.234N 下部9点:27.140N max: 17nm min: -4nm |
また、1個 70g の edge sensor を6個つけると、以下のようになる。左図は支持点を動かしていないもの、右図は支持点を1mm上方へずらしたもの。
変形 | 備考 | 変形 | 備考 |
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![]() | 支持点移動なし 上部右側9点:27.457N 上部左側9点:27.466N 下部9点:27.0477N max: 5nm min: -35nm | ![]() | 全支持点1mm上方移動 上部右側9点:27.342N 上部左側9点:27.350N 下部9点:27.277N max: 2nm min: -60nm |
外周セグメントに対する計算結果。左図は支持点を動かしていないもの、右図は支持点を1mm下方へずらしたもの。
変形 | 備考 | 変形 | 備考 |
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![]() | 支持点移動なし 上部18点:27.453N 下部9点:27.097N max: 28nm min: -9nm | ![]() | 全支持点1mm下方移動 上部18点:27.5766N 下部9点:26.849N max: 37nm min: -6nm |
内周セグメントの背面全体を均一な圧力で支えた場合の評価。全体の傾きを抑えるため中央のパッドで摩擦なし固定をしている。
重力による自重変形で、等圧支持では重い上半分の左右端が大きくたわんでしまう。機上検査時の等圧支持は無理そう。
変形 | 備考 |
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![]() | 背面全面:677N max: 140nm min: -1050nm |