主鏡FEM解析3の支持点配置で、強制変移を与えたときの鏡の変形量と荷重の変化について調べた。
計算の結果わかったことは以下の通り。
- 1点のみの荷重変化の場合は500gwの変化でも大丈夫(5点の場合はそれぞれが100gwの変化)
- ばね等のダンピング機構がない場合には、個々の支持点位置は 20nm の精度が必要
変形 | 備考 | 変形 | 備考 |
 | 設計値通りの状態 pp: 約5nm |
 | 中央支持点に 1nmの強制変位 pp: 約5nmのまま 70gw 増減 |  | 右上支持点に 1nmの強制変位 pp: 約5nmのまま 30gw 増減 |
 | 中央支持点に 5nmの強制変位 pp: 約10nm 350gw 増減 |  | 右上支持点に 5nmの強制変位 pp: 約10nm 140gw 増減 |
 | 中央支持点に 25nmの強制変位 pp: 約30nm 1800gw 増減 |  | 右上支持点に 25nmの強制変位 pp: 約40nm 700gw 増減 |
ガラスは硬いものだということが良くわかった。
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