京大岡山新技術望遠鏡進捗状況 |
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● 分割鏡制御試験位相測定カメラでモニタしながら、アクチュエータ軸のセンサーと鏡境界のエッジセンサーによるフィードバック試験の様子。鏡の段差量が160nmを周期として、干渉像の形状が変化していく。
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問題があるようだ。駆動軸のリニアガイド部にかかる横方向の力によって、駆動軸が動き始め る際の静止摩擦力に違いが出て、動きやすいものと動きにくいものの差が出ている。
以下の図は、横軸が制御パルス数、縦軸が駆動軸センサのカウントで、この図でのセンサ1
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● ラテラル支持機構鏡を横方向に動かないように固定する部分。鏡とトラスの熱膨張率の違いを吸収し、光軸方向の移動を妨げず、更に鏡の取り外しが可能な構造、ということでローラーで板を挟み込む構造と なている。これを組み込んだ傾き試験はこれから。
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● ツリー回転防止機構ホイッフルツリーが回転すると、鏡の載せ替えの際に位置合わせが非常に大変なので、ツリーが回転しないように緩い位置決めピンで角度を決め、一部の支持点をラテラル支持機構でガイドして 全体の回転方向の動きを止める。改良部品の製作は終了しており、これから組み立て。
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● ホイッフルツリー支持台現在は、バネ式支持台で研削が進められているが、最終的には研削盤上でホイッフルツリーに載せて鏡の形状を確認する必要がある。これは、研削盤上で使うためのツリーで、バネ式支持台はこちらの 高さに合わせて作ってある。これも部品製作は完了しており、これから組み立て。
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● テスト用副鏡テスト用副鏡は、内周セグメント6枚のみの状態で使用する直径20cmの小型副鏡で、視野の直径は20"程度しかないが、初期の調整目的にはこれで十分。
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下図は、ナイフエッジの代わりに、太さ0.1mmの棒を背面から見た曲率中心に置き、1mmずつ 遠ざけていったときの影の変化を出したもの。これで、鏡の中心から外側にかけての曲率半径の 変化を調べることができる。
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