京大岡山新技術望遠鏡:進捗状況 |
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● 望遠鏡トラス構造![]() ![]()
名大大森研で遺伝的アルゴリズムを用いて最適解を自動設計し、こちらでチェックする
● 研削による鏡面形成
リッチクレチエン主鏡形状の形成過程。5〜6 回のイテレーションで 0.5μm 研削時に鏡材を置く台を準備中。形状測定時には、望遠鏡上と同じ27点で支持する。
● CGH 干渉計干渉計本体部はほぼ完成し、光学性能確認中。 CGH マスクの設計例
● 軽量副鏡の設計支持点数と構造を変えて変形調査を行い、ZPF でも9点支持以上が必要であるとの結果を得た。 下図は、ZPF 9点支持の軽量鏡の例で、重量108kg, 最大変形量 30nm。
カウンターウェイトを用いた15点支持での設計例(by 沖田さん)
● 副鏡位置制御機構
● 非接触センサ安定性試験![]()
可能な限り絶縁して固定することで、長期安定性は確認できた。光学式エンコーダと
● 位相測定カメラあるため、正確な位置は定期的に光で確認する必要がある。2つの鏡の境界部分で集め られた光は、位相がずれると回折像のピークが2つに分裂することを利用して、Keck などでは天然の星の光で測定しているが、波面の乱れのサイズ(Fried parameter)が 国内では7cmと小さく、困難が予想される。そこで、新技術望遠鏡ではレーザー自己光源 を用いた測定方法を検討している(下図)。
![]() ![]() 実験室内で鏡のずれによる回折効果を確認した。
ハーフミラーホルダを試作し、固定・調整精度が十分であることを確認した。
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