京大岡山3.8m新技術望遠鏡 |
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現在の開発状況 |
● 望遠鏡トラス構造![]() ![]()
名大大森研で遺伝的アルゴリズムを用いて最適解を自動設計し、こちらでチェックする
● 非接触センサ安定性試験![]() ![]()
筒型(上図左)の方が薄型(上図左)よりも安定性が良いことがわかった。
左図の赤のセンサの2週間の安定性試験(ギャップ 0.3mm 固定)
光学式エンコーダをアクチュエータに取り付け、駆動中のセンサ安定性を
● 軽量副鏡の設計支持点数と構造を変えて変形調査を行い、ZPF の9点支持が最適であるとの結果を得た。 下図は、ZPF 9点支持の軽量鏡の例で、重量108kg, 最大変形量 30nm。
● 位相測定カメラあるため、正確な位置は定期的に光で確認する必要がある。2つの鏡の境界部分で集め られた光は、位相がずれると回折像のピークが2つに分裂することを利用して、Keck などでは天然の星の光で測定しているが、波面の乱れのサイズ(Fried parameter)が 国内では7cmと小さく、困難が予想される。そこで、新技術望遠鏡ではレーザー自己光源 を用いた測定方法を検討している(下図)。
![]() ![]() 実験室内で鏡のずれによる回折効果を確認した。
ハーフミラーホルダを試作し、固定・調整精度が十分であることを確認した。
● 研削関係主鏡鏡材は手配済。背面に固定用の凹みをつくる段階。 研削時に鏡材を置く台を準備中。形状測定時には、望遠鏡上と同じ27点で支持する。
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