FMOS Schmidt Plate の散乱測定
http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~iwamuro/FMOS/SCHMIDT/schmidt9.html
FMOS 分光器用の Schmidt Plate について
形状
280mm x 236mm x 厚さ33mm, 6次の軸外し非球面 (
詳細
)
製作
(株)ナガセインテグレックス
にて切削加工
測定日
2007年6月28日
使用機器
適当なレンズ2枚、レーザー、ファイバー光源、CCD カメラ
測定内容
レンズ2枚で平行光を挟む再結像光学系をつくり、平行光部に研削加工したシュミットプレートを出し入れしてピンホール像の光量変化を調べる。レーザー光源と R-band フィルター、ファイバー光源と V-band フィルターの組み合わせで測定した。
結果
V-band ではシュミットプレート表裏での反射ロスを含めた透過率は89%。反射ロスを片面4%とすると、散乱は3%程度起っているかも。
R-band ではそれより良さそうだが、レーザー光量が安定しておらず詳しいことは不明。
R-band でもファイバー光源で調べて、波長依存性を調べる必要がある。
結果一覧
ピンホール像のサイズは、FWHM 2〜3 pixel。下図は左から半径 5,10,20 の3種類の aperture でカウントを調べたもの。
赤:R-band、シュミットプレート有り
桃:R-band、シュミットプレート無し
青:V-band、シュミットプレート有り
水:V-band、シュミットプレート無し
iwamuro@kusastro.kyoto-u.ac.jp