今時こんなタイトル付ける人は珍しいとは思いますが…。
江口 智士のホームページ
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目次
背景放射と言えば、世間では 3 K の CMB (宇宙マイクロ波背景放射) が有名ですが、
実は X 線にも XRB (宇宙 X 線背景放射) と呼ばれるものが存在しています。
近年の観測で、これらは AGN (活動銀河核) に代表される
多数の X 線源の重ね合わせであることがわかってきました。
XRB は 30 keV 付近に強度のピークを持ちます。
この強度ピークを説明するためには、
水素柱密度が 1023 cm-2 を超えるような、
ダスト・トーラスによる強い吸収を受けた AGN (隠された AGN) が
多数存在しなければいけません。
X 線は透過力が強いことで有名ですが、さすがに水素柱密度が
1023 cm-2 を超えてしまうと、
10 keV 以上の高いエネルギーを持つ X 線でなければ
トーラスを透過してくることはできません。
私は現在、Swift 衛星やすざく衛星のような、
10 keV 以上のエネルギーバンドに優れた感度をもつ衛星を使って、
隠された AGN の研究を行っています。
- The Extreme Universe in the Suzaku Era (2006/12 京都)
- タイトル : Suzaku observations of new AGNs discovered with Swift
- ポスター
- Proceeding
- 「すざく時代」のブラックホール天文学 (2007/02 京都)
- タイトル : Swift/BAT 硬 X 線サーベイで見つかった新 AGN の「すざく」による観測
- ポスター
- 日本天文学会 2007 年春季年会 (2007/03 神奈川)
- 日本天文学会 2007 年秋季年会 (2007/09 岐阜)
- タイトル : 全天 X 線監視装置 (MAXI) シミュレータの設計と開発状況
- ポスター
- JAXA 第 8 回 宇宙科学シンポジウム (2008/01 神奈川)
- タイトル : MAXI の観測のシミュレーション
- ポスター
- 日本天文学会 2008 年春季年会 (2008/03 東京)
- Astrophysics with All-Sky X-Ray Observations
— 3rd International MAXI Workshop — (2008/06 埼玉)
- タイトル : The MAXI Simulator : A Framework of Satellite Simulators
- ポスター
- Proceeding
- 巨大ブラックホール天文学 : 最新の動向と課題 (2009/01 京都)
- タイトル : Swift/BAT AGN の「すざく」による追観測
~ 「隠された AGN」には 2 つの種族が存在する!? ~
- ポスター
- 日本天文学会 2009 年春季年会 (2009/03 大阪)
- タイトル : Swift/BAT 硬 X 線サーベイで見つかった新 AGN の「すざく」による観測 (III)
- ポスター
- Eguchi, S., Ueda, Y., Terashima, Y., Mushotzky, R., and Tueller, J. 2009, ApJ, 696, 1657 (査読論文)
- タイトル : SUZAKU VIEW OF THE SWIFT/BAT ACTIVE GALACTIC NUCLEI. I. SPECTRAL ANALYSIS OF SIX ACTIVE GALACTIC NUCLEI AND EVIDENCE FOR TWO TYPES OF OBSCURED POPULATION
- astro-ph
- THE ASTROPHYSICAL JOURNAL
- The Energetic Cosmos: from Suzaku to Astro-H (2009/06 北海道)
- タイトル : Suzaku Observations of Six New Swift/BAT AGNs: Evidence for Two Types of Obscured Population
- ポスター
- Proceeding
- ADASS 2009 Sapporo (2009/10 北海道)
1. HEAsoft 6.9 を組み込んだ Ubuntu
X 線屋さんにとって、XSPEC をはじめとした HEAsoft はまさに生命線。
でも、linux の初心者にとってこれをインストールするのは結構面倒だったりします。
また、「自分の研究環境を常に携帯したい」というニーズもあるでしょう。(きっと)
そこで、Ubuntu Linux に HEAsoft 6.9 を組み込んでみました。
(HEAsoft や ds9 を使用する前に、ターミナルから “heainit” と入力して下さい。)
さすがに CD には収まりきらないサイズ (1.2 GB) になってしまいましたが、
どこでも使用できるのは便利です。
Live DVD として DVD で起動することも可能ですし、
ハードディスクへインストールすることもできます。
また、複数台のマシンで同じ環境を共有するために
USB メモリや USB ハードディスクに入れて持ち歩くこともできます。
是非一度お試し下さい。
2. 暦変換 Perl スクリプト
天文学では UT 以外に、JD や MJD などの暦を使います。
UT から MJD などの変換できるスクリプトは結構転がっていますが、
MJD から UT へ逆変換したものはあまり見かけません。
そこで、相互変換ができる Perl スクリプトを作ってみました。
3. Redshift から様々な距離や宇宙年齢を求めるプログラム
天文学をやっていると Redshift (赤方偏移) から Luminosity Distance や
Proper Distance へ変換したい場合が結構発生します。
そこで、この変換を行う C++ プログラムを作りました。
適当な場所で make してください。