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[vsnet-j 294] Re: Running with PIXY System 2
Re: [vsnet-j 292] Re: Running with PIXY System 2
> 正直、こんな大変な作業を許可いただけるとは考えていませんでした。助かり
> ます。その後も検討したのですが、VSNET側で受け付けていただけるとなれば、
> 結局、
作業的には、訂正すべきデータの削除コマンド実行、修正後のデータの追加コマ
ンド実行だけなので、作業そのものは定式化されています。
# VSOLJ では、データベースの他に月別集計を作成しているようなので、そちらの
# 方はもう少し複雑かも知れませんが。
> 具体的には、時刻と光度が一致しているとまずい、ということでしょうか。そ
> れとも、報告メールの1行の文字列が一致しているとまずい、ということでしょ
> うか。それとも、単に1つのメールで[add]と[delete」をいっしょに送ること
> をしなければ、問題無いのでしょうか。
「星名」「時刻」「光度」「フィルター」「観測者」が全て一致していれば、同一
のデータとみなされます。
> また、過去の報告済み光度の削除は、報告した時のメールの1行の文字列をそ
> のままお送りしないとまずいでしょうか?
>
> 例えば、
>
> ANDR 20000123.12345 60C Mis
>
> と報告したのに対し、
>
> [delete]
> ANDR 20000123.12345 60C Mis delete!
>
> とお送りすると、削除されるものでしょうか? また、
そのままの文字列の方が安全ではありますが、VSNET に限れば後者もOKです。
(観測者略号の後に置かれた文字列は変換時に無視されます)
VSOLJ ではこのような形式はエラーになると思いますので、同一の文字列をお送り
いただけるとよいと思います。
> [delete]
> ANDR 20000123.12345 60C Mis
>
> と送った後で、後日改めて
>
> ANDR 20000123.12345 60C Mis new!
>
> とお送りすると、受け付けられないということでしょうか。
そうです。(これは、観測報告はどのような順序で到着するかわかりませんので
挿入・削除の順序によって結果が変わらないようにするためです)
> 少なくとも、MLへの送信はやめようと思っていますが、いかがでしょうか。ま
> た、VSNET/VSOLJのデータ管理者の方へは、直接メールでデータを送った方が
> 良いのでしょうか。
VSNET については送っていただいて構いません。(オンラインアーカイブに反映
させるためには別途 vsnet-corr というリストに送る必要があるのですが、これ
は管理者で行います)。
VSOLJ も、VSNET に報告されたデータは整理されて別途 VSOLJ ML にも参考のた
めに送っていますので、送らないでいただいても量は大差はないと思います。
むしろ、個人ベースでデータ管理をしておられる購読者の方にとっては、ML で
修正データが配布される方が統一が取れてよいかと思います。
(VSOLJデータベースに反映されるのはどのぐらい先のことになるか簡単にはわか
りませんので、修正データが欲しいと思っても入手できない、という事態も起こ
り得ます)
> PIXYシステム2移行に際し、b. と c. についても、データベースに記録する
> ようにします。そのため、以下のような2つの星:
>
> 星A:
> 2000 Jan 1 12.3C
> 2000 Feb 1 12.8C
> 2000 Mar 1 13.3C
>
> 星B:
> 2000 Jan 1 10.3C
> 2000 Feb 1 9.8C
> 2000 Mar 1 9.3C
>
> について、これまではどちらも新変光星候補となってしまっていたのが、今後
> は
>
> 星A:
> 2000 Jan 1 12.3C KAF-1600 USNO-A1.0
> 2000 Feb 1 12.8C KAF-1600 USNO-A1.0
> 2000 Mar 1 13.3C KAF-1600 USNO-A1.0
>
> 星B:
> 2000 Jan 1 10.3C KAF-1600 USNO-A1.0
> 2000 Feb 1 9.8C SBIG USNO-A1.0
> 2000 Mar 1 9.3C KAF-1600 GSC 1.1
>
> # チップ名はあくまで例で、具体的にどういう名前を記録するかは、全く決
> めておりません。
>
> となるので、星Aだけが新変光星候補として出力されるようになります。
>
> 更に、VSNET/VSOLJへの光度報告の際も、光度の右側の欄を使い、チップと比
> 較星カタログを記録する予定です。よって、新しい光度報告は、すべてこれま
> での報告と、1行の文字列レベルでは異なったものとなります。
カタログは本来統一されるべきものなので(GSC,USNO等より一様な測光カタログ
が得られるようになれば、その時点でその体系に変換すべきもの)一時的なもの
ですが、チップの違いは何らかの方法で区別しておいた方がよい時代になって
きましたね。(写真でもフィルム名で記号を変えていましたから)。
最低限、red-sensitive なCCD(旧 ST-6, ST-7 等)と、blue enhancement
されたCCDは区別する必要が出てくるでしょう(Kodak E chip 系 と 裏面照射
系は最低限必要かも知れません)。
#もちろん、V とか Rc とか標準バンドに合わせてあるシステムは、CCDの違い
#は吸収されているはずなので、区別する必要がありません。
となると、報告光度システムもちょっと改訂が必要かも知れませんね。
CIR のような使い方があるので、3文字の制約の中では C を別の文字に置き換え
てチップの種類を表すことも考えられますが、1文字が標準システムにすでにか
なり使われてしまっていますので、C + 1文字 でチップを特定するのがよさそう
な気がしてきました。とすると、フィルターは1文字しか余裕がありませんが、
どんなものでしょう?(1文字に割り当てることが可能あれば、現在のプログラ
ムを修正する必要がありません)
山岡さんが提唱されていて超新星関係では使われている、比較星体系も光度体系
に追加するシステムとの関係はどうしましょうか?
この機会に光度システムの文字数を拡張して(その場合は2000年対応に近いぐら
いの結構大きな再コンパイルが必要になりますが)、という可能性も考えられま
すがどうでしょうか?(VSOLJの方のご意見はありますでしょうか?)
もし後者の選択をするのであれば、現在使われているDBVS2000を新しいプログラム
に総入れ替え(新しいプログラムのテストも必要でしょう)になり、おそらく
フィールド拡張に伴うデータベースの再構築の作業が必要になると思います
(これも2000年対応の時と同じ)。もしこれだけの作業を行うのであれば、例えば
この機会に観測者略号をもう少し柔軟なものにするとか(現状は海外データを同時
に扱うのに結構無理をしています)、変えるならばまとめて変えてしまった方がよ
いかも知れませんね。
観測者略号については、Kat.VSOLJ とか SSU.AAVSO のような表記を扱えるように
するなどの案ですが。
> あと、光度の数値レベルについてですが、思い切ってすべて小数第2位まで報
> 告する、ということも検討しています。勿論、比較星等の問題で、光度の絶対
> 値にはそんな精度はないのですが、(特に構図を変えなかった場合は)相対値
> にはそれくらいの精度がありますので、短時間の微小変動を報告する場合など
> は、小数第1位では不足です。
>
> MISAOのデータベースやXMLファイルでは、小数第2位まで記録しているので、
> VSNET/VSOLJへも同じ精度で報告できると、管理が楽なのですが (^^;
これは全然問題ありません。小数2位までぜひ報告してください(その場合は小
数点を入れてください)。
tkato
vsnet-adm@kusastro.kyoto-u.ac.jp