For safety

3.防災上の特別注意事項
3.1.雷対策

 雷が発生しやすい時期(7月から8月)には以下の対策を必ず行うこと。

(1)CE200のスイッチOFFにし、電源コード、シャッターコードのモジュ
   ラージャックを外す。
(2)CCDカメラ本体(CH210)のコネクタを外し、コネクタカバーを取り
   付ける。このときピンに触れない様に注意する。
(3)CC200の電源OFF。
(4)パソコンの電源を全てOFFにする。
(5)コンピューター室の電源ブレーカを全てOFFにする。

3.2.台風対策について
 最近では台風による被害はほとんどありませんが、かつては強風により移動屋根
 が開いて望遠鏡にぶつかり筒先のフードをつぶして止まり、観測室内が水びたし
 になったことがありました。台風が接近する季節(9月から10月)には次の対
 策を必ずおこなってから帰ってください。

(1)通常の望遠鏡と観測室のかたづけ(電源、コネクターを外す、屋根のロック)。
(2)望遠鏡筒先にカバー(ベニヤ板製)を取りつける。
(3)CE200の防水用にポリ袋をかぶせる。
(4)移動屋根が飛ばされないようにロープでレールに縛り付ける。

3.3.水道関係の操作方法と冬期の凍結防止対策について
3.3.1.ポンプ小屋のバルブの操作方法
 冬期に凍結による水道管破裂を防止するために、観測所から退出するときに玄関
横の動力電源のナイフスイッチをOFFしたあとポンプ小屋の鍵を開けて、バルブ
Bを CLOSE したあと、バルブAを OPENし観測所内の水を一旦排水する。ホースか
ら水が出なくなったのを確認してからバルブAを CLOSE しておく。冬期以外の季
節にはポンプ小屋を操作する必要はない。

3.3.2.ユーティリティー棟の湯沸器の使い方
 ユーティリティー棟西側の外壁に取り付けられている湯沸器(1990年12月
設置)は、バスルームのシャワーと洗面所の流しに湯を供給しています。冬期に0゜
C以下になると自動的にヒーターが入って凍結を防いでいますが、12月から2月
の間は無人にして帰るときには下記の凍結防止対策をお願いします。

使用開始

(1)給水バルブAを開ける(冬期のみ)。
(2)ガスの元栓を開ける。
(3)シャワー等のカランを開けると約60゜Cの湯がでるので適当に水を混ぜて
   使う。くれぐれも火傷をしないようにしてください。

帰る時

(1)Aを閉める(冬期のみ)。
(2)洗面所の湯のカランを開ける(冬期のみ)。
(3)バルブDを開け、水が抜けてからバルブDを閉める(冬期のみ)。
(4)ガスの元栓をしめる。
(5)洗面所の湯のカランを閉める(冬期のみ)。      元栓  A  B
   A:給水バルブ   B:給湯バルブ             C  D
      C:使用していない  D:湯排水バルブ                         バルブ
                           図8.湯沸器周辺

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