太陽フレア監視望遠鏡



発電、無線などの地上の営みから、人工衛星や宇宙実験などの宇宙空間での営みまで、われわれの近代的文化を円滑に進行し続ける備えとして、太陽活動の周期的変動と、突発的な爆発現象が地球や惑星空間の環境へどのような影響を及ぼしているかを詳しく調べることの必要性が近年ますます大きくなってきています。
このような目的で、1991年から始まった国際共同観測(STEP)の一翼を担って新設されたのがこの太陽フレア監視望遠鏡であります。
この望遠鏡は、5つの異なる波長で常時太陽全面の活動を監視しています。カバーしている波長は、以下の通りです。

Hα中心
Hα+0.8Å
Hαー0.8Å
連続光
人工日食盤によるプロミネンス像

また、残りの1本の望遠鏡は、光電ガイドのために用いられています。 現在のところ観測データは、リアルタイムでのビデオテープへの保存版と、 1分に一枚の割で記録されたCDデジタルアーカイブ版の2種類が存在しています。 これらのデータは、当天文台に申請されれば、研究、教育目的のために御使用頂く ことが可能です。



FMTで捕らえられてきた活動現象のリスト

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