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センサー試験の試験

 内容

・センサー試験をする前に、センサーの試験ができそうかどうかを試験しました。
・どちらかと言えば個人用の備忘録です。

 目的
・センサー関連の制御ソフトの使い方になれる。練習する。
・センサー試験のできる環境かどうかを調べる。

 一覧

1 実験室でのノイズ調査
2 スペーサー(太)を用いた実験
3 冷蔵庫・冷凍庫の振動の調査(凍結中)

1

・目的
5階の実験室で実験可能かどうか(人が動くことによる振動を無視できるか)を調べる。

・やったこと
3つのセンサーに関してセンサーヘッドにキャリブレーション済みの温度計をそれぞれ取り付け、温度とカウントレートの時間変化を調べました。
16時10分から測定開始して5時間連続でデータを取りつづけました。
センサー横倒しの状態で測定しました。
センサーヘッドと対向板の間はカバーガラスを挟んで固定しました。
試験したセンサの写真
試験中、実験室に人は入っていないはずです。(確認していませんが、鍵もかけたので多分大丈夫でしょう)
センサーの保湿、断熱などは特に行いませんでした。
センサーのケーブルには新しく作成した半分の長さのものを使用しました。

・結果
カウントの時間変化を載せます。左軸がカウントレート、右軸が実距離換算の目盛りです。
カウントレートの基準はそれぞれ
 センサー1 80259.82
 センサー2 78016.02
 センサー3 80613.51
です。
距離は80000カウント0.15mmとして換算しました。カバーガラスの厚みは0.12~0.17mm。実測で約0.15mmでした。

センサー名 センサー1 センサー2 センサー3
カウントレート
の時間変化 





測定開始が午後の4時。終了時刻が午後の9時。夜には5階から人がほとんどいなくなっていたので、今の環境では人の動きによるノイズは無視できるようです。(ちゃんと固定できていたようです)

温度相関も一応載せておきます。
実験を通しての温度変化幅は0.5℃程度でした。

センサー名 センサー1 センサー2 センサー3
カウントレート
の温度変化 




センサー3だけなぜか逆相関になりました。

・まとめ
昼でも夜でもノイズの大きさはほとんど変わらなかったので5階でも問題なく実験できるようです。

・目的
センサーと対向板の間から薄ガラス板を外し、代わりに支柱にセラミックスペーサーを使用して距離を保つことで実験できるか調べる。


・やったこと
1つのセンサーに関してセンサーヘッドにキャリブレーション済みの温度計をそれぞれ取り付け、温度とカウントレートの時間変化を調べました。
使用したセンサーは
実験室でのノイズ調査で使用したセンサー3と同じものです。
15時10分から測定開始して5時間連続でデータを取りつづけました。
センサー横倒しの状態で測定しました。
センサーヘッドと対向板の距離はスペーサーを支柱にして固定しまし、ガラス板は外しました。センサーヘッドと対向板の間には何もはさみませんでした。
試験中、実験室に人は入っていないはずです。
センサーの保湿、断熱などは特に行いませんでした。
センサーのケーブルには新しく作成した半分の長さのものを使用しました。

 試験したセンサーの写真
セラミックスペーサーがつっかえて支柱としては使えませんでしたが、とりあえず距離一定になるように組んでみました。
1つのセンサーでしか試験していないのは用意されたスペーサー全部を一つのセンサーの距離固定に使ったからです。
*現在は新しいスペーサーが用意されました。


・結果
カウントの時間変化を載せます。左軸がカウントレート、右軸が実距離換算の目盛りです。
カウントレートの基準は 76971.83 です。
距離は80000カウント0.15mmとして換算しました。

カウントレート
の時間変化 

実験中の温度
の時間変化 

カウントレート
の温度相関 



ガラス板の実験結果と同じく正の温度相関となりました。